先々週は大阪へ出張に行ったので、何となくバタバタとしてしまいました。
今回はその大阪のことを。
今回のお目当ては、モリサワさんの新本社ビル。
新しいビルに設けられたショールーム「MORISAWA SQUARE」には、モリサワさんのコレクションや歴史を展示されるとのことで、とても楽しみにしていたのです。
ショールームですので、一般には公開されていません。要予約ということで、今回はお願いをして見せていただくことに。

こちらがその本社ビルです。
写真植字機は日本の活字が正方形であることに着目したモリサワの創設者である森澤信夫氏によって実現可能になりました。
文字によって幅の違う欧文は、1文字を撮った後、次の文字を撮る場所に印画紙を送る構造が複雑になってしまうため、なかなか実現しなかったのです。
対して、すべてが正方形の日本の文字であれば、等間隔で移動させていけばいいと気づき開発に成功します。(結局、欧文の複雑な文字送りも後にモリサワさんによって解決されるのですが。)
正面から向かって左側の壁は写植機発明の鍵になった言葉「活字は四角」にちなんで、正方形のの窓です。
さて、ショールームの展示は、モリサワさんのコレクションと言えば、やはりケルムスコットプレス!
当館でも所蔵していますが、当館のはオリジナルとは言え麻と紙の装幀。
こちらのダヴズ製本による豚革装幀の壮麗さといったら!
でも、実は一番感動したのは、写植機発明時の試作模型でした。
そこは、まあ、ワタクシ「機器好き」ですから。

これまで写真で見て思っていたよりも、ずっと小さな模型でした。
この機械のギザギザから今デザイナーがDTPでも使っている「1H(歯)」という単位も生まれたんです。
「活字は四角」。スゴイです。


