ラムネである。ラムネは戦後10年ちょっとで生まれた古い部類の人間なので、このブログというのが苦手である。担当からは「次は投稿するように!」と催促されるが、催促されればされるほど、何を書いて良いものかどうしても思いつかない。なんだか文集委員に卒業文集の締め切りを催促され続けた中学生の頃を思い出した。いまだに中学生並みである。
ということで、ラムネは昭和が大好きである。小説は本でしか読まない・・・というか読めない。当然好きな作家は昭和であり、それはもう、松本清張である。
松本清張の短編小説に『鬼畜』というのがある。ラムネお気に入りの話である。野村芳太郎監督によって松竹映画で映画化されているのでご存知の方も多いと思うが、主人公が印刷職人である。それも腕の良い描画石版の画工職人なのである。一応推理小説なので詳細は述べないが、この石版印刷の版となる石灰石が、話の重要な役割を担っている。清張は印刷会社や新聞社で働いていたこともあり、小説にもそれらが題材になっているものが多い。
さて、『鬼畜』を読んでみた方、そして映画を観られた方々。「その石版ってどんな技術かな?」と思われることもあろうかと思う。その答えは、ここ印刷博物館に展示されているので、是非ともご来館されたい。



