印刷博物館ブログ – いんぱく通信

法隆寺金堂展を鑑てきました ③

2008年06月19日(木) by Jack-天野

 「法隆寺金堂展」でどうしても鑑たかったものの一つは、四天王像です。四天王は、釈迦如来など主となる佛の四方(東西南北)を守る守護神で、たいてい邪鬼を踏みつけて立っています。小生は、踏みつけられている邪鬼(天邪鬼)が大好きです。今までに、あちこちの寺院で天邪鬼を鑑てきましたが、それぞれ、さまざまな表情を持っています。ちょっと、いたずらっ子のような憎めないユーモラスな邪鬼や、東大寺戒壇院四天王像の邪鬼のように写実的で恐ろしそうな邪鬼もあり、この法隆寺金堂の四天王の邪鬼はさすがに日本最古のものであり、威風堂々としているように思えます。いずれにしても、脇役でありながら、そこに侍っていなくてはいけないんだと存在感をはなっています。小生のブログネームの「Jack-天野」ですが、天邪鬼 → あまのじゃく → 天野Jack となった訳で、大好きな天邪鬼が由来となっているのです。学生時代に、小生のバイブル的存在だった、和辻哲朗の『古寺巡禮』、堀辰雄の『大和路』、亀井勝一郎の『大和古寺風物誌』などの影響を受け、クラブ(古美術鑑賞会)の会報誌などに『大和ぶらつ記』と称して奈良での印象記を綴っていました。その時以来のペンネームです。今は、居酒屋などで焼酎のボトルにJack-天野とサインしてキープしています。先にも述べましたが、広目天と多聞天の二躰しか鑑賞することが出来ませんでしたが、比較的明るい会場で360度観察することが出来るので大満足でした。
 奈良博を後にして、鹿のいる奈良公園の前の道、登大路を渡ると、佛像を中心に撮られた有名な写真家、小川晴暘氏の「飛鳥園」があります。今は、ご子息の光三さんが後を継ぎ、ギャラリーやカフェなども営み、見違えるようなモダンな「飛鳥園」になっていました。当時、よくおじゃまして、気に入った写真を買い求めました。法隆寺金堂の「釈迦三尊像」、唐招提寺の「鑑真和上像」、興福寺十大弟子の一つ「羅序H羅像」は、大きな半切の写真をパネル貼りにして、今でも大切に持っています。(つづく)

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