印刷博物館ブログ – いんぱく通信


先週3月1日(土)、大人のための活版ワークショップ 第5回『くむ・する 名刺』片面印刷コースを開催しました。応募者の中から抽選で、4名の方が参加されました。半日かけて、活字を拾い、版を組み、印刷までを体験していただきました。

■文選

まずは参加者の方にご用意いただいた原稿にしたがって、必要な活字をサイズ別、書体別に集めます。

漢字の部首別にずらりと並んだ和文活字のケースから、一文字ずつ指で活字を拾い、木の箱(=文選箱)の中に並べます。名刺に載せる住所や電話番号には、8ptという小さな活字を使うため、神経をつかう大変な作業です。

■植字

次に、拾った活字を使って版をつくる、レイアウト作業へ移ります。このことを植字(ちょくじ)と呼びます。字間や行間など、見えない余白の部分もクワタやインテルという材料でつくります。

名刺のデザインは人それぞれ。インストラクターとマンツーマンで作業を行います。

欧文活字でメールアドレスも組みます。

作業台に並んでいるのが欧文活字。細かい作業に、みなさんの表情も真剣です。

■印刷

版が完成したら、印刷機にセットして校正刷り。誤字脱字の確認、印刷位置や印圧の調整をします。本刷りに入るまでの細かな調整が重要です。

調整が済んだら、100枚印刷して完成!

準備には時間がかかりますが、本刷りは約30分程で全員終わりました。

準備から片付けまで、長時間の作業でしたが、みなさんが熱心に取り組まれたおかげで、素敵な名刺が完成しました。オリジナルの活版名刺を活用していただければ幸いです。

次回は今週末から2週にわたって、名刺の両面印刷コース開催を予定しています。どうぞよろしくお願いします。

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