印刷博物館ブログ – いんぱく通信

HelveticaとUnivers

2017年04月07日(金) by onsen

今回は、印刷の家が所蔵する欧文活字の中から、20世紀を代表するサンセリフ体、HelveticaとUniversをご紹介します。

まずはHelveticaについて。印刷の家では、ドイツのStempelという活字鋳造所がつくったHelveticaを所蔵しています。もともとは今から60年前、1957年にスイスのHaasという小さな活字鋳造所で生まれました。その時の名前はHelvetica ではなく、Neue Haas Grotesque。直訳すると、「新しいハース社のサンセリフ体」という意味です。その後、StempelがHaasとライセンス契約を結び、スイスの古称であるHelvetiaから名前をとって、Helveticaとして発売し、大ヒットとなりました。

続いて、Adrian Frutigerがデザインした名作、Universについて。同じ時の1957年、フランスのDeberny & Peignotという活字鋳造所から発売されました。こちらも大ヒットして、その後、様々な鋳造所から発売されました。印刷の家では、イギリスのMouldという鋳造所のUniversを所蔵しています。

どちらもウェイト(太さ)のバリエーションが多く、見出しから本文まで、統一性をもって使うことができます。

Mediumのウェイトで較べてみると、Helveticaの方が太いです。字の形にも違いがあり、特に「G」「Q」「y」「1」は見分けるポイントになります。

ちなみに、印刷の家「知るコース」でお客様に印刷していただく栞には、Universが使われています。ぜひ確認してみてくださいね。

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