印刷博物館ブログ – いんぱく通信

松本記念音楽迎賓館でJAZZを聴いてきました

2007年03月05日(月) by Jack-天野

 3月4日の日曜日に、世田谷の岡本町にある松本記念音楽迎賓館で、井上祐一さん(ピアノ)と井上陽介さん(ベース)によるジャズライブを聴いてきました。
松本記念音楽迎賓館は、音響機器メーカーのパイオニアの創業者である、松本望氏の居宅として建築された建物です。現在は、財団法人音楽鑑賞教育振興会として、特に音楽鑑賞教育の普及と啓蒙を図るために、広く一般の人達に利用されています。音楽鑑賞教育振興会から発刊されている月刊誌「ONKAN」には、昨年の4月号から当印刷博物館の樺山館長が、巻頭エッセイを執筆されています。
 ここは、先日訪れた静嘉堂文庫美術館のほんのちょっと手前(拙宅からですと)に位置し、多摩川に沿う国分寺崖線の高台に千坪以上はあろう広大な敷地に建てられています。造りは洋館ですが庭園には、二つの茶室があり、その一つの「希望庵」は、京都の旧西園寺公別邸から移築したとのことです。迎賓館の中には、小型ではありますがシューマッハーのパイプオルガンが設置されているコンサート用のAホール、オーディオ装置の再生による視聴や音楽練習など多目的に使用できるBホール、邦楽の稽古やおさらい会、落語会などとして利用出来る和洋室のCホールの三つのホールがあり、その他レセプションルーム、サロンなどがあります。
 本日の「HOLIDAY AFTERNOON―JAZZ LIVE-」No.10は、Aホールです。お客さんは5~60人ほど、満席です。聴く側にとっては丁度よく、本当に贅沢な空間です。演奏曲目はスタンダードがほとんどでしたが、プログラムが無かったので、ピアノの祐一さんのMCをたよりに、曲目をメモりました。わりと馴染みの曲が多く、私の好きな曲をご紹介します。サックスの名手ソニー・ロリンズのフランク・シナトラも唄っている「Without a Song」、トランペット奏者リー・モーガンの「Ceora」、ベニーグッドマン楽団で活躍したテナー・サックス奏者スタンゲッツの、私の大好きな曲「It Might As Well be Spring(春のごとく)」。そして、それぞれお二人の無伴奏でのソロも聴かせてくれました。祐一さんは「Over the Rainbow」、陽介さんは「A列車でいこう」です。そしてアンコールはジャズピアニストの名手セロニア・モンクの代表作「Straight No Chaser」でした。お二人の息のあったセッション、それぞれ素晴らしいテクニックの演奏、ベーゼンドルファーの深く美しいピアノの響きと、アコースティックベースのお腹に染み渡るハーモニー、大拍手でした。久々に聴いたジャズライブを心ゆくまで楽しんで、「It Might As Well be Spring」を口ずさみながら、家路につきました。

印刷図書館のサイト

2007年03月03日(土) by パーやん

bibliothecariusさんおすすめの印刷図書館のサイト、ほんとにみやすいですね。特にコレクションの紹介コーナー、ナイスです!!

みなさんもぜひアクセスしてみてください。

祝!印刷図書館60周年

2007年03月02日(金) by bibliothecarius

東京都中央区新富町にある 財団法人印刷図書館 が創立60周年を迎え、先月20日には盛大な記念式典が催されました。

当ライブラリーにとっては印刷専門図書館としての大先輩。
資料も豊富ですし、複写も可能なので、当ライブラリーを利用された方にご紹介することもしばしばです。
ホームページも一新され、もうすぐ蔵書検索もインターネット上で出来るようになるそうです。
ますます利用しやすくなりますね。

印刷図書館と印刷博物館ライブラリーは、基本的にはどちらも印刷専門図書館です。

         印刷図書館           印刷博物館ライブラリー
定休館日    土・日・祝                月
開館時間  9:00-12:00,13:00-17:00   10:00-18:00 
複写         可              大半の資料が不可
蔵書検索  不可(もうすぐ可!)            可
書架       開架式                閉架式
入館料   法人会員は無料、一般有料      無 料
貸出     維持会員のみ可            不 可

ということで、利用者としては開館時間以外は印刷図書館の方が利用しやすいですね。。
資料は、印刷関連の図書はやはり、印刷図書館の方が断然多いです。
たまに、印刷分野の資料でも当ライブラリーしか持っていないものがありますが。
デザイン関係は当館の方があるかもしれません。

館同士も協力し、補い合っており、両館を利用される方も少なくありません。
両方利用していただけると、嬉しいです。
ただ、近いし紛らわしいので、時々間違えていらっしゃる方も・・・。
そんな時にも、できるだけ無駄足にならないよう、関連資料をお出ししています。
それで思いがけない資料に出会えたと喜んでいただいたときは、本当に嬉しいです。

当ライブラリーに出来るのは、資料を揃えてゆくことと、レファレンスです。
レファレンスなら、電話やFAXはもちろん、E-mailでも受け付けていますので、遠慮無くお問い合わせ下さい。

印刷図書館の式典で記念品としていただいた、
「創立60周年記念 財団法人 印刷図書館所蔵 明治~昭和時代の印刷ポスターコレクション」
というCD-ROMは、許可を頂いて、当ライブラリー情報コーナーのCD-ROM閲覧端末でも閲覧できるようにいたしました。
ご来館の折にはどうぞ、ご覧下さい。(CD-ROMそのもののお問い合わせは(財)印刷図書館へどうぞ)

秘密の資料 その2

2007年03月01日(木) by 機器好き

ライトの行列。




秘密の資料 第二弾です。
こんなライトが左右に二つ付いて、ピカッと照らして使用します。

でも、展示室の中でピカピカ光らせるわけにはいかないんです。
周りで一緒に展示するポスターたちは、光にとても弱く、
退色を防ぐために照度を落とさなければなりません。
そこで、今日は、電球を変えようか、どうしようかの打ち合わせをしてきました。
使用されていた当時のままの姿で展示するのがベストなんですが、
周りと調整しつつ、若干の変更を加えなければ展示できない場合も多くて、
悩みはつきません。

今週のパーやん

2007年03月01日(木) by パーやん

ひさしぶりの更新!、と思ったら今日から3月ではないですか。
例年だと春に向けて気分が盛り上がってくる時期ですが、今年はこんな天気なもんで感激はあまりありません。雪が降らないまま冬は終わってしまうのでしょうか。

さて、今週のパーやんは結構バタバタしております。

本欄でも触れてきた講演会、火曜日に無事に終了しました。
実資料を会場に持ち込みお話したのですが、予想に反して?好評でした。聖書と書物の歴史について、展示だけでは十分にお伝えできない内容を少しは掘り下げてお伝えできたかな、と思ってます。チャンスがあったら、またいつかああいった場をもちたいものです。

翌日(つまり昨日)は、中国からの若いデザイナーの方々をご案内。道路渋滞でかなり遅れてのご到着だったので、用意していた中国語のあいさつを披露できないままバタバタと見学がはじまりました(せっかく覚えたのに残念、、、)。プロローグゾーンで甲骨文字や竹簡を紹介するとみなさん真剣にみはじめてくださり、逆に私も中国の印刷事情なんか教えていただきながら、展示案内は進みます。皆さんデザイナーだけあってプロパガンダポスター展にも興味津々、印刷工房での体験も私も含めてみんなワイワイと愉しみながらあっという間に1時間は過ぎ、帰りの時間です。この後、お昼ご飯をお台場のレストランで食べ、17時には箱根に到着しなくてはいけないそう。時間はずらせません。ここでお別れです。バスに乗り込んだ若者も、もちろん見送る私も、見えなくなるまでいつまでも手を振っていました。

そして本日。ずーっと書物の調査をしています。今月末に近畿大学中央図書館に貴重書を拝見しにおじゃまします。20冊ほどみせていただくので、せっかくの機会です、しっかりと下準備してから行くつもりです。どんなすばらしい本に出会えるのか、いまから愉しみです。

写真を載せたい、載せたいと思うのですが、いつも撮り忘れます。画像付きでご覧いただけるようこれからがんばります!

くたびれた~

2007年02月23日(金) by パーやん

浮世絵を満喫したい方はいまの太田記念美術館、必見です。

ギメ東洋美術館所蔵の浮世絵が里帰りしていて、体系的に多色刷り版画をたのしむことができるのです。4大浮世絵師、北斎、広重、歌麿、春英はもちろん、元禄から明治までの多色刷り版画をぎゅっ、とコンパクトにまとめた感じ。ダイジェスト版でおいしいところだけを堪能できます。今週末までなので、ご興味ある方はぜひ!

しかし朝いちばんでいったにも関わらず、長蛇の列。。。中に入っても狭いスペースに人がいっぱい。うわ~、人波かきわけるだけで疲れました。

以上、パーやんでした。

あ、加えてもう一つ。同館にヴィクトリア・アルバート美術館(ロンドン)の浮世絵コレクションもやってくるようです。もちろん本邦初公開。こちらもたのしみです。

印刷工房の常連客

2007年02月22日(木) by bibliothecarius

今日は詩人のアーサー・ビナードさんと木坂涼さんがお仕事兼プライベートで印刷博物館にいらっしゃいました。言葉を自由自在に操るお二人にとって、活字の並んだ印刷工房はまさにアトリエです。語彙の貧困な私は、何を活字にしたらいいのか、それだけで緊張してしまい、黙ってしまう。でもお二人はさっきまで普通におしゃべりをしていたのに、ペンを取るとさっと一句が書けてしまった。そして、あっというまにステキなオリジナル栞が出来てしまいました。そのうちの2種類ずつ最近お二人がそれぞれ執筆された本とあわせてご寄贈いただきました。なんてステキなプレゼントなのでしょう。活字が美しく見えた瞬間でした。
 

強力なサポーター

2007年02月22日(木) by ラムネ

印刷博物館にはさまざまなお客様が来館されますが、先日私たちの強いサポーターが来館されました。その方は大阪でタクシーを運転されている方で、横浜でのご用事ついでにご夫妻で立ち寄られました。初めて来られたときから印刷博物館のファンとなられて、ご自分のタクシーには博物館の宣伝をしたパネルを取り付け、利用されたお客さんに、東京にはおもしろい博物館があるぞと説明してくれているようです。ある時たまたまトッパンの社員が乗り合わせたことで、その存在が分かったのです。その方は現在開催中の企画展「モード・オブ・ザ・ウォー」や、VRシアターを堪能されて帰られました。私たちが宣伝できない大阪での強い味方です。印刷博物館は、多くの方々に支えられていることを実感し、また感謝、感激の一日でした。


 昨夜、印刷博物館の真上にあるトッパンホールで、浦壁信二さんのピアノリサイタルを聴いてきました。
浦壁さんは、日本では5年ぶりのリサイタルとのことで、私も初めて聴かせていただきました。浦壁さんは、馴染みが薄いかもしれませんが、客席には大変惜しまれて急逝された、園田高広さんの奥様春子さんも来ておられ、注目されているピアニストの一人であることは間違いありません。
 プログラムは20世紀のスタンダートからと称して、20世紀を代表する作曲家、メシアン、ストラヴィンスキー、リゲティー、そして18世紀のバッハも演奏されました。どれも力強いタッチでしかも技巧的な演奏で私たちを魅了してくれました。
演奏を聴きながら、3人の20世紀の作曲家たちの中に、何故、浦壁さんはバッハを入れたのだろうと不思議に思っていました。アンコールはやはり19世紀~20世紀のドビュッシーの「亜麻色の髪の乙女」と「花火」、フォーレの「無言歌」を弾かれたのに……。プログラムを何度もめくってもそれについては書かれてなく、その謎は解けません。
たまたま、この公演の主催者とは大変懇意にさせていただいており、打ち上げ会のお誘いをいただきました。もちろん、浦壁さんもお見えになり、開口一番にその謎をお聞きしました。浦壁さんは、「20世紀の作曲家たちは、今まで受け継がれてきた古典の音楽からその壁を打ち破ろうとしていたのですが、もう一度古典を見つめ直そうともしていた訳です。そこで3人の20世紀の作曲家の中にあえてバッハを選曲してみました。」と熱く語ってくれました。なるほど、演奏曲のプログラムとしては何の違和感もなく流れていたことは事実でした。
 この公演はかなりマニアックなプログラムでしたが、さすが、浦壁さん、アンコールに「亜麻色の髪の乙女」と「無言歌」を聴かせてくれたのは、ちょっと疲れぎみのお客さんの心をなごませてくれた選曲で、舞台の上から聴衆の気持ちを掴んでいらしたのではないでしょうか。
 印刷博物館にお越しの際、トッパンホールで音楽を聴いてお帰りになるのも大変、充実した一日になることでしょう。
実は、私は今日も、トッパンホールでトーマス・ツェートマイヤー(vn)とルース・キリウス(va)のデュオを聴いてまいります。

秘密の資料 その1

2007年02月21日(水) by 機器好き

これはなんでしょう?



次回の展覧会「美人のつくりかた――石版から始まる広告ポスター」で展示したいと思っています。
これを展示するために、今打ち合わせ中です。
あまりに大きいこの資料をどういった形で再現し、展示するかが悩みどころ。
どうやって展示室に入れようかな。

さて、正解は?
フッフッフッ いじわるしておきます。
展覧会会場でのお楽しみ。
展覧会開催までの間、少しずついろんな場所をお見せしていきます。
わかる人にはもうバレてると思いますが。

先週末の打ち合わせでは、技術的には何とかなりそうな感じ。
これから、展覧会会場や搬出の調整をしていきます。
うーん、難航しそうな予感・・・。

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