印刷博物館ブログ – いんぱく通信

刺激を受けよう

2007年01月30日(火) by 360°男

いま、地域連携、貢献ということで(財)文京アカデミーの仕事をお手伝いしている。
そのひとつ、2月13日から始まる区民大学連携講座「印刷文化を学ぶ」4回シリーズの3回目講師をお願いする
東京書籍東書文庫の上野館長を講座内容確認のため、先週末訪ねた。
東京書籍は、教科書出版の最大手で、2009年に100周年を迎えるそうだ。
上野館長の演題「近代日本を創った教科書の役割と歴史-未来の授業をみつめて-」は、かねてより聴いてみたかったもの。
江戸後期から近代の日本人を創り、日本のかたちづくりに寄与し、役割を担った教科書の変遷をさまざまなエピソードを交え、お話いただく。近年、学校教育や家庭教育が問われるなか、なにか参考になるかも知れない。
上野館長によると教科書編集の専門家はたくさんいるが、教科書の歴史について話せる専門家は少ない。今回、自分自身でも再整理し、発見することが多かった。今後、教科書会社としてこの分野を育てていきたいと語っておられた。最後に教育の本質は、昔も今も変わらないのだけれども…と最近の拙速しがちな教育改革のうごきを心配しておられた。
何かに刺激をうけ、気づき、見直す、そしてその大切さを守り、継承していく意識と行動が、文化活動への始まりではないか。あえて加えるならば、そこに情熱家がいれば、ムーブメントが芽生え、大きくつながっていくものと信じている。
上野館長の講座が楽しみだ。
講座募集は、当館と(財)文京アカデミーのホームページで、案内中。

ホイスト

2007年01月28日(日) by 機器好き

外回り担当の機器好きです。

印刷博物館は印刷博物館だけではなくて、実は、外部にも倉庫があるんです。
印刷機械や製版機械がずらっと保管されている倉庫もあります。

突然ですが、ホイストってご存じですか?
今、私の悩みはホイストについてなんです。
ホイストとは、天井についてるクレーンのことです。
機械を保管している倉庫は、昔凸版印刷の工場だったところで、天井にクレーン付き。
今のところ使用していないのですが、機械を保管している関係で、使えると搬出入には便利だなぁと思いつつ。
ホイストは、法例で定期点検が義務づけられています。
なので、点検をしていない今、使用はできないのですが、点検の委託をしようかどうしようかと。
めったに使わないし、使わなくても仕事はできなくないけど、使えると便利だし・・・。

昔の印刷機器はとても重心が高かったり、妙に重かったりします。
印刷には精密さが要求されるので、移動は好ましくなく、
移動すること自体考えられていないんだなぁと輸送するたびに思います。
博物館のスペースが限られているので、様々な機械をご紹介するには入れ替えていくしかないのですが、
本当に運送屋さん泣かせです。 :-(:sad:

ライノタイプ
なんて、1.4t!もあって、重いマガジン(母型庫)や鋳型周辺は上の方にあるのに、
ライノタイプ説明
小さな脚で支えているだけ!

重心が高いので、倒れやしないかといつもハラハラしながら積み込んでます。
運送屋さんはやっぱりプロなのでいつもバッチリなんですけどね。

でも、やっぱり、あると使いたくなっちゃうし、ホイストは点検しておこう!
選択肢は多い方が無理も減って事故も少ないはず。

まさか、学芸員になってからホイストの心配するとは思ってなかったです。
玉掛の講習も受けようかなぁ・・・フォークリフトが先かしら。

倉庫は残念ながら遠いので、そんなに頻繁に行くことはできないのですが、
次回倉庫に行ったときに、ホイストの様子や愛する機械たちの写真を撮ってきてご紹介しますね。

悪夢の歩道橋.Part5(最終章)

2007年01月27日(土) by パーやん

上:大曲交番。中にいたおまわりさんに事情を説明したら撮影を快諾してくれました。「確かに駅から迷う人多いもんね」、とおまわりさん。せっかくなのでおまわりさんの写真も、とお願いしたところ、理由はわからないけど激しく拒まれNG。残念。
下:青いビルの前にある赤いオブジェ。かなり目立つので目印になるでしょう。オブジェを目指して信号⇒神田川を渡れば到着です。ヤッター!!

とにかく、くれぐれも、なにとぞ、クルマ&自転車にだけは気をつけていらしてください。

パーやんでした。
ところで、今回から画像を大きくしてみました(ミスではありません。画像が小さすぎる、とのお叱りをいただいたもので)
みなさん、どんなもんでしょう。こちらの方がいいですか??

悪夢の歩道橋.Part4

2007年01月27日(土) by パーやん

今日こそ、みんなでゴールしちゃいましょう!

左:首都高速5号池袋線「飯田橋」入口(池袋方面のみ)。首都高の料金所を過ぎるとすぐに合流&急カーブなので注意が必要です。真夜中のドライブ中に知人がカーブに突っ込み、車を一台お釈迦にしています。危険、危険、スピードの出し過ぎには要注意です。けど徒歩で博物館にくる方には今の情報はまったく不要なので忘れてください。
右:先ほどの急カーブの真下あたりに交番があります。顔を少し見上げると首都高越しに「TOPPAN」と書かれた蒼いビルがみえます。

『月印千江之曲』必読です

2007年01月27日(土) by パーやん

昨日公開された『月印千江之曲』、ぜひご一読ください。

私たちスタッフ同士で印刷文化を語る機会なんてそう滅多にあるものではありません(ちょっぴり照れくさいし、ね)。けれどもこうした場をお借りして、「ぼくの、わたしの印刷文化論」を発表しあう、というのもなかなか魅力的だな、と今回思いました。ヨーロッパ/アジアの比較文化論としても『月印千江之曲』は興味深かった。。。

『印刷博物誌』もひさしぶりに読み返してみたくなりました。ちなみに当館ライブラリーでもご覧いただけます。ご興味ある方、一度ご利用ください。

『月印千江之曲』

2007年01月26日(金) by RH

 活字はグーテンベルク没後15年もたたないうちに、ロシアを除く全ヨーロッパ300余都市を制覇した。中世の城を崩壊させ、貴族を追い払い、教会の高い尖塔を次々と倒しながら前進する「26名の鉛の鋳造軍団」(註・アルファベット26文字からなる活字の意)の前には、いかなる騎士団も立ち向かうことができなかった。誰が見ても西洋の活字は、旧い制度と生産様式を破って、新しい社会をたてる雄々しい戦士として映ったはずである。
 これに比べて韓国の活字は、「26名の鉛の兵隊」とは全く違ったイメージとして誕生したのである(註・韓国の金属活字は、グーテンベルクの活字より、およそ70年ほど前に作られていた)。
 活字を鋳造した銅は、梵鐘を鋳造した銅と同じく、静かな祈りと賛美の響きとして広がっていった。戦場の兵隊ではなく、千の川に映る月の姿であった。高麗人においては銅の活字は月であり、紙に印刷することは、水面にその月影を印すことであった。一つの月が千の川の水面に同じように映されるように、一つの物体が万物に等しく映されていることを「月印千江」と呼んだ。そして、これが同時に仏書を印刷し供養する隠喩でもあったのである。
 グーテンベルク聖書が現れたちょうど同じ頃、李朝の世宗(セジュン)大王は、なくなった女后の冥福を祈るために、仏書を撰するよう命じた。それが他ならぬハングルと漢字混じりの高度な印刷技術で作った、『月印千江之曲(げついんせんこうのふ)』であり、『月印釈譜』であったのである。
 
 上に引用させていただいたのは、印刷博物館の開設に当たり、当初から多大な支援の手を差し伸べて下さった大韓民國初代文化大臣の、李御寧(イ・オリョン)梨花女子大學校名誉教授のご執筆になる、『印刷博物誌』劈頭を飾るご高論の一節です。
 「月印千江之曲」とは、何と味わい深くもまた、心に優しく響く美しい言葉でしょうか。これまで印刷はと問われれば、それは「グーテンベルク」と、ただ鸚鵡返しに答えるだけしか能がなかった私としては、今から9年ほど前の韓国行でこの字句に初めてまみえたとき、それが一印刷人として、どれほど誇らしく目に映り、また耳に聴こえたことか。あの時の感動を未だ忘れることができません。
 それはその時、私たちが為さんとしていた仕事が、これまでの人々が「印刷」を単なる技術の視点からしか論じなかったものを、人間そのものとの関わりの中で見直してみようという、身の程も弁えぬ大変気張ったものだったからでしょう。因みに、この仕事をすすめるにあたり、先頭に立って指揮棒を振られた樺山紘一現印刷博物館館長は、究めるべきその道を、印刷と人間学の視点から、「印刷文化学」と名付け、それを世間に向かって高く標榜されたことは、心ある人々の良く知るところです。

ところで、何処の誰が称したのか知りませんが、通常、グーテンベルクの活版印刷術は、火薬と羅針盤と並んでルネサンスの三大発明と呼ばれています。そして、これらの発明がそれぞれ相呼応したかのように、中世ヨーロッパを起点に世界中を暴れ回り、今日の近代工業化社会を形成する原動力になったことも、文頭の李御寧先生のお話にある通りです。
 その工業化社会を超えて、高度なデジタル情報社会の現出を見た今日、新しい技術の進展が、これまでの画一的、かつ一方通行的なコミュニケーションから、「26名の鉛の兵隊」
では為し得ない、マスvs個、個vs個、乃至はその中庸もという、個々の人間性(或いは人間的感性)を尊重する方向で、殆ど自在に展開しつつあることは大変喜ばしい限りです。
 この事実こそ、かつて私たちアジアの印刷が暗示していた、「月印千江之曲」に読み取れる今日的情報風景であります。
 天空の月が千の川にその姿を映したとき、そこにある月の像は、水の流れや波形の違い、
さらには水面を渡る風のざわめきなども手伝って一つ一つ異なり、さらにはそれを見る人それぞれの、幅の広い感性に委ねられた月になるという、何とも詩情豊かな温かみのある今日的隠喩と言えないでしょうか。 そのような、ワクワクする感慨に浸りながら、印刷博物館の仕事に携わっている私─副館長RHです。どうぞ宜しく。

悪夢の歩道橋.Part3

2007年01月25日(木) by パーやん

、、、ああ、まだ書いてます。指が止まりません。
Part3のはじまりです。

左:歩道橋を下りると、立ち食いそばのにほいがプンプンしてきます。いつもそばのにほいが漂っている場所なのですぐにわかるでしょう。安心してお進みください(でもこのそば屋さん、いつが定休日なんだろう?)
右:そば屋さんの先にある消火栓。よくみるとひっそりと印刷博物館の看板が、、、奥ゆかしいです。気づいた方は相当、観察力に優れた方とお見受けいたします。
今日のブログはこれでおしまい。Part4はまた今度、です。では

悪夢の歩道橋.Part2

2007年01月25日(木) by パーやん

Part1のつづき。

左:前言撤回。ちょっと脇見してみました。五叉路になってます。左手が博物館方面。
以前私はここで自転車横断道を歩行する人が車に轢かれるのを目撃しました。危険、危険!自転車横断道をぜったいに歩行者が渡ってはいけません。
右:この下り口です。ここです、ここ、ここ!!!英会話ECCさんに突入する気でこの下り口を選んでください。下りた後は道なりに。ゴールは間近?
まだまだ続きます。Part3、今度こそ更新時期未定。

悪夢の歩道橋.Part1

2007年01月25日(木) by パーやん

JR飯田橋駅前の歩道橋は要注意です!

この歩道橋の下りる場所を間違えたため博物館にたどり着けず、行方不明になる方が続出。通常徒歩10分強のところを1時間以上かかってしまった方もいらっしゃいます。

左:JR飯田橋駅東口。駅には神楽坂口もあるので要注意。出口を間違えただけでゴールはかなり遠のきます。
右:階段の先に「印刷博物館&トッパンホール」の看板(→空色のやつです)。看板に向かって脇目もふらず直進、です。
悪夢の歩道橋Part2につづく(更新時期未定)

切手の博物館に行ってきました

2007年01月24日(水) by karaito

先週、切手の博物館に行ってきました。名前の通り日本と世界の郵便切手専門の
博物館です。

現在開催中の「グルメな切手たち」展を見たのですが、世界にはこんなにたくさんの
食材、料理、食事風景の切手があるものだと感心してしまいました。グルメな切手たち
にふさわしく、きれいな印刷の切手が多く、とても楽しく見て回りました。

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