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印刷博物館

 最近の記事

2008年4月21日(月曜日)

府中市美術館へ行ってきました

カテゴリー: - Jack-天野 @ 18時12分10秒

19日の土曜日、府中市美術館へ「南蛮の夢、紅毛のまぼろし」展を鑑てきました。南蛮を描いた作家というと、川上澄生や粥川伸二をすぐに思いうかべますが、竹久夢二、鏑木清方、前田青邨、中村岳陵、川崎小虎などの大家の作品も展示してあり、なかなか見応えのある企画展です。やはり、長崎版画に魅了され南蛮物や紅毛人を数多く描いた澄生の作品が一番多く展示してありました。ほとんどが、鹿沼市立川上澄生美術館の所蔵のものですが、個人蔵の西洋人の男女が革に描かれている「泰西男女図」は初めて鑑た作品でした。
興味深かったのは、野田九浦作の「江漢画房」は司馬江漢が自ら銅版を制作している図で、後方右には銅版のプレス機が描かれており、左上の壁には江漢初の銅版画作品「三囲景(みめぐりのけい)」が掛けられています。また、司馬江漢とともに江戸時代の有名な銅版画家、亜欧堂田善を描いた太田天洋作の「亜欧堂先生」にも、田善の画房の様子が描かれており、「江漢画房」と同じように、自身の作品やプレス機が描かれています。目立たぬところにプレス機が描かれているのですが、そんなところに目をうばわれてしまうのは、長年印刷に携わってきた職業病かもしれません。印刷博物館に常設展示されている大槻玄沢著書の「六物新志」も展示してありました。印博でもそうですが、男女の人魚のページが見開きで展示されており、やはりこの見開きを見せるのが一番効果があるのだなと改めて思ったりもしました。
来館者もそれほど多くなく、朝10時の開館直後から昼過ぎまでゆっくり鑑賞することが出来、幸せいっぱいの半日を過ごしてきました。


1950年代展、スタート!

カテゴリー: - ノーサイド @ 00時37分00秒

パーやん先輩に机まわりを激写されてしまっていた頃、私と先輩学芸員Tさんは、
企画展の準備に追われていました(いやー花見もできなかったー)。

そして19日から、「デザイナー誕生:1950年代日本のグラフィック」展が、
本展示場で始まりました!
今回の特徴は、何といってもその展示点数です。
1950年代にデザイン、印刷、製作された500点以上の作品や資料で、
会場が彩られています。

とにかくまずは楽しんでいただきたい展示です。
今後も継続してレポートしていきますね。

さて、ひと段落着いたので、机まわりをかたづけなくちゃ。
きれいになった机もパーやん先輩に激写してもらうぞ!

会場のようすをちょっとだけご紹介します


2008年4月19日(土曜日)

板橋工場活字倉庫

カテゴリー: - printingkoubou @ 10時49分14秒

展示替えで博物館が休館中、工房スタッフ10名で板橋工場に活字整理に行ってきました。
地下倉庫に積み上げられたままの未整理のダンボールを開け、中身の確認と入れ替えを行いました。
まだまだ中身の確認出来ていないもの、整理の必要な活字が博物館の裏側には大量にあります。


活字は鉛が主成分なので、集まると想像以上に重たいです。
スタッフも高齢の為、しばらくは筋肉痛が続きそうです・・・。


2008年4月17日(木曜日)

英語版リニューアル!

カテゴリー: - 機器好き @ 09時38分26秒

この4月1日からようやく印刷博物館英語リニューアル版ページを正式アップしました!
皆様へのお知らせが遅くなってしまいまして、申し訳ありません。

思えば一年前、パーやんさんがこんな記事書いてましたが、
一年かかってどうしようかなぁといろいろ考えた結果がこのページです。
開館時から使用し続けた英語版フォーマットですが、
2006年の日本語リニューアル版に合わせたフォーマットに変更。
英語版の速報性もアップしたはず・・・私が頑張れば・・・。
日本語ページ同様是非ご活用下さい。

これからも、ちょっとずつになりますが、
出来る限りご利用しやすいサイトづくりをしていきたいと思いますので、
よろしくお願いいたします!


2008年3月26日(水曜日)

懐かしのガリ版

カテゴリー: - printingkoubou @ 17時12分47秒

謄写版印刷機(ガリ版)を入手しました。 
他に必需品の原紙、やすり、鉄筆も同時に手に入りました。
しかし ギリギリ ガリ版世代でない私は、肝心の印刷方法が
分からないのです・・・・・。
これから ガリ版世代の先輩方に教わりながら、きちんと
ガリ版印刷技術を身に着けたいと思います。


2008年3月25日(火曜日)

手製本

カテゴリー: - printingkoubou @ 18時36分33秒

本日工房宛にいただいたものを紹介します。
ダンテの神曲に関する本。
1年かけて活版印刷を学んでいただく講座受講生の方の作品です。
カリグラフィーを学んでいる方で、活字と切手、御自分で書いた飾り文字から成っており、
製本も御自分の手によるものです。
見返しにはマーブル模様の紙を、留め具にはビーズを使用。
活字に興味を持っている方には、製本に関心のある方が多いと感じます。
雑貨屋やギャラリーで、活字を使った私家版の本やカードを目にする機会も増え、
静かなる活版人気はしばらく続きそうです。


2008年3月23日(日曜日)

からだを動かしたぁ

カテゴリー: - パーやん @ 20時46分54秒

今日は久しぶりにからだを使って仕事しました。

来週末から印刷の家で使うオーディオラックを組み立ててみました。DVDプレーヤーと大きな液晶モニターを置いて、映像を公開します。

午後からはめずらしく収蔵庫でじっくりと資料調査もできました。ルネサンス期の書物の切れ端?を調査したのですが、歴史的にも重要な資料を所蔵していることにあらためて驚かされました。
写真右はグーテンベルクが印刷したとされる書物の一部分。「カトリコン」という本です。


2008年3月22日(土曜日)

ランチを楽しく その1 スルターン

カテゴリー: - 機器好き @ 11時38分52秒

当館のお客様に不自由をおかけしているなぁと本当に申し訳なく思っているのが、休日のランチ。
もちろん、平日だってそんなにたくさんのお店があるわけではないのですが・・・日曜日はもっと無い。
私たちスタッフもいつも苦労しているんです。

というわけで、自他ともに認める食いしん坊であるワタクシ(イヤシイだけ?!)。
休日の周辺グルメ情報を不定期ながらお届けしようかと思いたちました。
おいしいご飯はお出かけの日の楽しみのひとつですもんね。

第一弾は スルターン
インド・パキスタン料理のお店です。





飯田橋からずーっと高速道路沿いに歩いてきていただくと、その途中にあります。
どんどんどんどん歩いてきて、
「まだ着かないのかな。道間違えちゃったのかな。」と
めげてしまうぐらい遠い当館ですが、
その一番不安になるあたりにあります。(本当にすみません。)
このお店を見たら、大丈夫。道は合ってます!
もうちょっと頑張って進んできてください!

テイクアウトもできるので、持ってかえって館で食べることの方が多いかも。
今日は、せっかくご紹介するのでお店で。
40席弱ぐらいで、奥までほそーい店内。
普段は混雑しているランチタイムも、
お休みの日は店員さんが待ちかまえてドアを開けてくれるほど。



いろいろ迷うんだけど、いつも結局一番お得なレディースランチセット、900円。
2種類のカレーにナンとライス、そしてデザートがついてます。
カレーはシーフードと日替わり。シーフードはココナツの風味がたっぷりで、私は好き。
デザートはフルーツ入りのヨーグルトが多いです。
でっかいナンがもちもち。お腹いっぱいになります。
カレーはインド・パキスタンと書かれているので、北部のものなんでしょうね。
マイルドで辛さは控えめ。食べやすいです。



ランチタイムは、写真に写っているチラシを持って行くと、ソフトドリンクがサービス。
写真はマサラチャイ。ちょっと甘いけど、ラッシーもおいしいです。


インド・パキスタン料理 スルターン
新宿区新小川町4-21光風ビル
Tel.:03-5261-0446
http://www.sultan.co.jp/

営業時間
ランチタイム 平日11:00-17:00/土・日 11:00-15:00
ディナータイム 17:00-23:00(ラストオーダー 22:30)
年中無休



2008年3月20日(木曜日)

工房新インストラクター活字鋳造見学会

カテゴリー: - printingkoubou @ 18時14分49秒

先週、工房インストラクター3名で板橋区の活字鋳造会社に見学に行ってきました。
活字の棚と和文モノタイプを実際に動かしているところを見せていただきました。
また母型を見せていただきながら活字について広く話を伺いました。

「泥棒」という名前の箱を発見!(写真上)
和文モノタイプ(鋳造機械) (写真下)


激写

カテゴリー: - パーやん @ 10時34分58秒

これってなんだかわかります?

4月にはじまる展覧会担当者の机の様子です。床に本を置くくらい調べ物が多いようです。
日を追うごとに増えていく気がします。

パーやんの席の斜め前なのでそのまま激写してみました。


2008年3月16日(日曜日)

こども鑑賞クラブ

実は、昨日、ドイツ・ポスター 1890-1933展の記事を書いたりして紛らわしていましたが、
本当は徳島へ行ってる予定でした。

ずーっと気になっている徳島県立近代美術館のこども鑑賞クラブ。
最近は、子ども向けにいろんなワークショップが開催されていますが、体験型が多いと思います。
当館でも夏休みに行っているのは「体験教室」。
「体験」ではなく、こどもに「鑑賞」。
しかも、もう3年以上も続いています。

美術鑑賞の授業って受けたことあるでしょうか。
私は遠い昔、図工の授業で美術館に行ったような記憶があります。
美術館へ行って「感じなさい」と言われる違和感。感じたことないですか?
まるで、夏休みに読みたいと思ったこともない課題図書を読んで無理矢理ひねり出す読書感想文の宿題のような。
もちろん、それにはそれの良さもあって、そうすることによって、生まれる出会いもあるはずですが。

担当の方がおっしゃっていました。
美術館はオトナ向けの施設。
だけど、本当にコドモは美術館を楽しめないのか。
オトナこそ知識で鑑賞し、コドモこそ作品と対話する。
ほんの少しのきっかけで子どもたちは自分で作品の魅力を見つけられるのだ、と。

うーん、行きたい。
私が昔体験できなかった美術館がある気がする。
実は、「今回は行きます!」と言っていたのですが、肝心の娘たちが体調不良でダウン。
この場を借りてお詫びをします。
Tさん、約束守れなくてごめんなさい。おっしゃっていた内容・・・私なりの意訳/要約ですが、間違ってたらごめんなさい。
そして、次回こそ行きます!


2008年3月15日(土曜日)

ドイツポスター1890-1933

先週末は、とある研究会に参加するために京都へ出張してきました。
せっかく、京都に行ったんだから、いろいろ見なきゃ!と思ったりもするのですが、
学生時代に過ごした街だけに、根拠なく「いつでも見れるよ」なんて思ったりもして、
なかなか足が伸びません。
でも、とっても久しぶりに京都国立近代美術館に行ってきました。
確か、開館前にはヒアリングにも伺ったような・・・ご無沙汰してすみません、という気持ち。

今回はドイツ・ポスター 1890-1933を見てきました。


うちの館のかわいい子たちが展示されているのです。
広々とした会場で展示されたポスターたちは、うちの会場とはまた違った顔を見せていました。
正直、ちょっとうらやましい・・・。
いつもはついつい印刷技法を見たくて、近寄ってしまいがちなんですが、広いと自然と「概観」してしまうんです。
デザインの流れを見るという意味では、こっちの方が良いよねぇと。
どう見えるかは演出しだいということですね。勉強になります。

ドイツ・ポスター 1890-1933展は、このあと豊田市美術館宇都宮美術館にも巡回予定です。
お近くへいらっしゃった折りには是非見に行ってください!!
各会場ではきっと違った表情のポスターたちを見ていただけると思います。

さて、外では、窓ガラスのお掃除中。


かと思ったら、違いました。
展示室内には、窓ガラスを触らないでくださいとの表示が。
飛散防止フィルムの張り替え作業中で、定着までに時間がかかるので、触ってはいけないとのことでした。
フィルムは紫外線で劣化がすすみますからね。こういうメンテナンスも重要です。


2008年3月14日(金曜日)

驚きました

カテゴリー: - パーやん @ 18時49分52秒

ちょっとびっくりする出来事が2つ続いたのでアップさせてください。

休日の昼、久しぶりに母から電話があったと思ったら、仕事でトラブルがあったので至急、現金を送ってほしい、とついさっき、私を名乗る人物から電話があった、とのこと。おもわず振り込もうかと思ったが、学芸員みたいな仕事でそんなミスがあるのか、と考え直し、息子の私に確認の電話をよこしたそうです。
もちろんパーやんは電話してませんし、現金で補填するようなミスも起こしていません。

これって、やっぱり「オレオレ詐欺」ですよね。
しかも恐いのは、パーやんのファーストネームをオレオレ詐欺犯が知っている、ということ。私の個人情報がどこかから流出したということでしょうか。

さらにその午後、噂の社会○険庁からねんきん特別便が私宛に届きました。

早速、封をあけると、やーっぱりです。払ったはずの国民年金の履歴がごっそり抜け落ちているではないですかー。ニュースでよく聞く「宙に浮く年金記録5,000万件」のひとつがなんと私だったとは。

これから社会○険庁に電話で猛烈に抗議します。

「オレオレ詐欺」「ねんきん特別便」、いずれも私には無縁なことと高をくくっていたのですが、こんなことがあるのですね(しかも同じ日に)。

印刷とは関係ない、完全にプライベートな話しで申し訳ありませんが、「備えあれば憂いなし」ということでみなさんにお伝えしておきます。
写真はねんきん特別便。


2008年3月9日(日曜日)

録音スタジオ

カテゴリー: - パーやん @ 19時46分20秒

いま、「印刷の家」の活動をデジタルビデオ映像にしています。昔からある大切な印刷術を、より多くの皆さんにみてもらうために。。。このブログでもちょこちょこ紹介してきました。

ロケハンから1年くらいかかりましたがついに「アダナ印刷機の使い方」「樹脂板のつくりかた」という二本の映像ができました。その映像に先日ナレーションと音楽を入れました(写真はスタジオでの収録風景)。
映像には不釣り合いなくらい、さわやかで、気持ちのいいナレーションと音楽です。参加者みんなもちろん大満足の出来。

4月から1階の「インフォメーションミル」で公開します。
ぜひご覧ください。ぜったいにみに来てください!

今後は一部をWebサイトでもみれるようにできたらな、と考えてます。


2008年3月5日(水曜日)

次世代ユビキタス

カテゴリー: - パーやん @ 18時50分34秒

ユビキタスってご存じですか。

「いつでも、どこでも」というくらいの意味らしい。「らしい」というのは今日東京大学でやっていた講演会で仕入れてきたばかりのネタだから。よく聞く言葉だったけど、いまひとつ自分の腹に落ちてきませんでした。

では今回の講演会でユビキタスに自信が持てたか、というと、やはりいま一つぐっと来ない。
「次世代ユビキタス 情報社会基盤の形成」というテーマからも、いったいどうやって社会が変わっていくのか、ぐっと来ない。

どうやらこれから東京大学はこの分野を牽引していくらしい。
ということでパーやんみたいな人間にも早くわからせて欲しいと願うばかりです。きっとユビキタス社会は便利なんだろうな。ちなみにユビキタス社会にはICチップなどの印刷技術が活かされていくようですよ。

写真は東京大学安田講堂と今日配られた講演レジュメ。ちょっと変わったデザインです。


2008年2月29日(金曜日)

なつかしい亀くん

カテゴリー: - 機器好き @ 10時36分03秒




行きたいと思いつつ行けなかった金沢21世紀美術館へようやく行ってきました!
昨日からの第二弾!・・・と言いたいところですが、行ったのは今月初めです。




お目当ては、荒野のグラフィズム:粟津潔展
当館前館長かつ初代館長の粟津潔氏の大回顧展です。




亀くんが光庭にいました。やっぱり粟津先生と言えば亀ですよね。
※展示室内は撮影禁止です。これは展示室の外から撮らせていただきました。

展示室内は、粟津ワールドでいっぱいでした。
特に私が感激したのは、展示室11の粟津先生の作業机です。
高い天井に白い壁、ぽつんと作業机。かたわらには象形文字の山。
まさに自宅アトリエそのもの!
一緒に仕事をさせていただいたいろんなことがぐるぐる頭の中をめぐって、ジーンとしちゃったのでした。
私なんてほんの数年だけしか一緒に仕事をしていないのに、長い間一緒に仕事をしてきた人たちの回顧展への感慨はいかほどだろう・・・
回顧展は「温故知新」だと思ってきましたが、ちょっと考え直しました。うまく言えないですが。

残念ながら、展示室11は2008年2月17日まで。もう見ていただけないです・・・。
でも、他の場所ももちろん、素敵でしたよ。
会期は3月20日(木・祝)まで。まだの人は是非!お見逃し無く!

・・追記・・
回顧展について、なんとなくうまく言えない気持ちをもやもやさせてるのですが、自分自身へのメモも込めて。
回顧は懐古でもあるということ。
そういう鑑賞も許されるべきだし、考えておくべきだと。
頭ではわかっていたのですが、ちゃんと理解して実感してなかったなと反省しています。
展示するからには、何か新しい発見がなければ!という思いにとらわれていたのかも知れません。


2008年2月28日(木曜日)

LEGO

カテゴリー: - 機器好き @ 11時42分50秒

ご無沙汰しておりました。
ノーサイドさんに先を越されてしまいましたが、
印刷表現のユニバーサルデザイン展が始まりました。
展覧会が始まるときは、いろいろレポしようと意気込んではいるんですが・・・実際にはやることありすぎてなかなかいんぱく通信まで手が届きません。すみません。大事なプロモーションツールの一つであることは、よーくわかっているんですが。

さて、ようやく展覧会準備も一段落したので、気になっていた展覧会へ行ってきました。
とりあえず第一弾はParcoギャラリーでやっていた「PIECE of PEACE TOKYO - 『レゴ®』で作った世界遺産展 Part2」へ。
最近DSに夢中な娘たちに、LEGOの楽しさを思い出してもらおうと家族で行ってきました。
最終日前の日曜日に行ったせいか、会場内はたくさんの人!人!
でもすき間から見た建物たちはスゴイ!細かなところもレゴで再現されていてビックリです。
娘はあまりの細かな出来に驚き、「あんなに細かいの無理」とつぶやいていたので、逆効果だったかな。
でも地下の会場のレゴ体験コーナーでは、他の子どもたちにまじってうれしそうにつくっていたので、よかったかな。

私の収穫は、キャプションの取り付け方。
「うーん、すごいな。会期が短いからかな。」なんて全然違うところを見てうなってる私は変な人だったかもしれません。

現在当館VRシアターで公開中の紫禁城もありました!

と、言いたいところですが、琉球王国のグスク及び関連遺産群の首里城跡です。
建築的に影響を受けているのがよくわかります。


2008年2月23日(土曜日)

小学生のコンサート

このコーナーでもたびたび登場してきた文京区立金富小学校。歩いて1分くらいのところにある学校です。

工房にきて印刷体験をしてもらったり、逆に学芸員が学校を訪れて授業のお手伝いをしたりして、もう何年経つのでしょう。
小学生だった子供達も中学生や高校生になっていて、町を歩いていると大きくなったみんなに挨拶してもらうこともあります。

さて、昨日今日と金富小学校のみんながクラシック専門のホール「トッパンホール」で演奏会を行いました。このホールは印刷博物館と同じ場所にある施設です。

館長と担当学芸員dokinchanが演奏を実際に聞いたそうですが、それはそれは立派だったそう。厳しい練習をしてきたことが伺える出来映えに感心していました。

パーやんも今朝開演前にちょっと覗かせてもらいました。ご家族や先生で席は超満員。緊張顔のかわいらしい子どもたちの姿もみえました。

印刷や音楽を通して、地域の人々と仲良くなれる素晴らしさをあらためて実感しました。


2008年2月20日(水曜日)

エジプト投資大臣ご一行様ご来館

カテゴリー: - karaito @ 16時20分40秒

本日、エジプトのモヒッデ-イン投資大臣閣下が印刷博物館にお見えになりました。
以前も来館していただいた駐日アブデルナール大使や、政府・財界関係者の
方がたとご一緒に、樺山館長の案内で見学なさいました。

お忙しい来日スケジュールのなかでのご来館なので、ゆっくりと時間をかけて
ご覧いただくわけにはいかなかったのは残念ですが、結構楽しんでいただけた
ようです。

2011年には、新しいエジプト国立博物館が開館する予定だとお聞きして、館長は
その機にエジプト訪問をと、密かに計画し始めたようです・・・


2008年2月18日(月曜日)

UD展始まりました!

カテゴリー: - ノーサイド @ 23時38分46秒

パーやん先輩と一緒に、「印刷表現のユニバーサルデザイン展」館員研修に参加しました。
機器好きさんが今回のセンセイです。

思わず、なるほどねえとうなってしまったのは、グラフ表現。
例えば、棒グラフを並べて表示することがありますよね。
そのとき棒と棒の間隔をちょっと広げて、色に強弱をつけると、格段に見やすくなるんですね。

文字の大きさや書体、カラー表現も少し工夫するだけでぐっと読みやすさが増すそうです。
他にも、日常生活で活かせそうなちょっとしたコツが紹介されています。

この展示で勉強して、私も誰にでも見やすい書類が作れるように工夫しようと思いました。
P&Pギャラリーで開催していますので、皆さんもぜひいらしてください!

研修の様子(春色のパーやん先輩)


2008年2月15日(金曜日)

きらきら

カテゴリー: - ノーサイド @ 08時35分40秒

パーやん先輩がつくばおろしに吹かれて震えている頃、ぽっと心があたたまる
出来事がありました。

私は今、4月19日から始まる企画展の準備を手伝っています。
いよいよあと2ヶ月となり、関係者の皆様と連絡をとりあっているなかで、
ある高名なデザイナーの奥様からお手紙をいただきました。

「今年の寒さには参っていますが、亡き夫の作品が展示されるという嬉しい
知らせを受け、春を待つ気持ちになりました」という内容でした。

丁寧で気持ちのこもった素敵なお手紙に、かえって私が嬉しくなりました。
嬉しさのあまり、いつもは厳しい先輩学芸員Tさんが、きらきら輝いて見えました(笑)

写真は博物館裏のヤマモミジの芽です。
春までもう少しですね。


2008年2月9日(土曜日)

常設展示を語ろう

全国の博物館関係者といっしょに、常設展示の現状と今後の方向性について発表・ディスカッションしてきました(会場:土浦市立博物館)。

当館の事例報告もしたのですが、関心を持ってくださる出席者が多かったのに驚きました。当館に足を運んでくださっている方が想像以上に多かったのも印象的でした。

当館も2010年を機に常設展示リニューアルを考えています。お客様からの声を生かし、私たち自身の反省も反映させながらさらなるパワーアップを目指しています。

「学校の授業で使いやすくしたい」「新しい研究成果を素早く取り込める常設展に」、、、
各館ともに悩みは同じようです。


2008年2月6日(水曜日)

「印刷美 十選」ラストスパート

カテゴリー: - ノーサイド @ 23時02分54秒

パーやん先輩が1月31日のブログで書いていた館長の「印刷美 十選」。
日本経済新聞朝刊のこのシブい連載も残すところあと2回となりました。
第8回で、小林清親「東京新大橋雨中図」が選ばれていましたね。
うーん、グッドチョイス!

この錦絵を含む清親の「東京名所図」シリーズは、しばしば「光線画」と称されます。
清親は西洋画の技法を取り入れて、光と影、色彩の変化を、多色摺り木版画で
表現しました(彫師や摺師は苦労したと思うなあ)。

清親はもともとは武士だったんですね。
絵師としてデビューして、まだ残る江戸の風俗を描く。
私が思うに、明治時代の、江戸っこたちはたまらなかったでしょう。
ちょっと前の風景なのに、あれ、なつかしい。近代化を急ぎ過ぎちゃったかなーってね。

写真は、散歩の途中で両国橋を渡り、柳橋にさしかかったところの一枚。
この界隈には清親の時代の面影を感じます。
皆さんも江戸東京博物館の帰りにでも行ってみてくださいね。


2008年2月3日(日曜日)

佐倉のれきはくへ

カテゴリー: - ノーサイド @ 11時04分40秒

パーやん先輩が木製印刷機の調整で油まみれになっている頃、
私は佐倉のれきはく(国立歴史民俗博物館)に行っていました。

他の博物館の皆さんとの見学会です。
お目当ては、
「幻の博物館の『紙』−日本実業史博物館旧蔵コレクション展−」
という特別展です。

「紙」ときくと印刷される媒体のひとつとして、本やポスターなどをつい
イメージしてしまいます。
しかしこの展示では、紙の着物や帽子、紙のテントなど、たくさんの
資料が出品されています。
生活に浸透している紙文化の世界は、幅広いし豊かだなあと感じました。

2月11日まで開催していますので、皆さんぜひ行ってみてくださいね。
ちなみに常設展の第2展示室には印刷文化コーナーがありました。
こないだ来たときは気づかなかったなあ。

ペンネさんとれきはく


2008年2月1日(金曜日)

印刷機調整しました

カテゴリー: - パーやん @ 20時46分25秒

おっ、今日から2月ですか(特別な感慨はありませんが)。

さて、やらなくちゃと思うたびに避けてきた木製印刷機調整、ついにやりました。
展示室にある17世紀の印刷機(複製)。調整するととてもキレイな印刷ができます。

「調整すると」が肝で、これがけっこうたいへん。力がいる上にからだが汚れます。ので、ひ弱でキレイ好きなパーやんはどこまでも避けてきたわけです。が、ついに上司に一喝され、やる羽目に(どこまでも後ろ向きなパーやん)。

しかし快調に動き出す印刷機をみるのは気持ち良い。
レールに油を塗り、麻ひもをきつく締め上げると、快音とともに版置台が動き出します。ラウンスハンドルを回すたびに元気に稼働する版置台をみていると、この印刷機を作った当時を思い出します。

10年前、コネチカット州(USA)の工房でパーツ一つから手作りで作り始めた印刷機。工房の職人やかけがえのない仲間たちと、2年かけて完成させたときの、忘れられない感動。

動かす機会は減りましたが、印刷機とパーやんの心にはいつでも油が必要なようです。

写真上:麻ひもを締め上げるのが一苦労。
写真下:圧盤と版置台


2008年1月31日(木曜日)

好評連載中

カテゴリー: - パーやん @ 11時23分06秒

現在、館長の樺山が日本経済新聞朝刊に「印刷美 十選」連載中です。

館スタッフのパーやんが言うのもナンですが、シブい、シブ過ぎる十選です!!

「玄風慶会図」、ブリット「荒野の聖ヒエロニムス」、亜欧堂田善「稲穂と雀」あたりで溜め息がでました。
普段目にする印刷史を、斜め45度くらいから切り落としたような、意外性あるチョイスです。

本日で5回目終了。ちょうど折り返し地点。
残りの紹介資料を館長に聞いたところ、ウフフ、、、まだまだシブい路線は続きそう。

乞う、ご期待。。。

写真:右上あたりが当該コーナー。あまり接写で出すと○○権の餌食になりそうなのでブレ画像にしてみました


2008年1月26日(土曜日)

大型帆船

カテゴリー: - パーやん @ 13時26分01秒

昨日の続き、、、

16世紀以降、ヨーロッパからたくさんの大型帆船が大洋を目指します。戦艦や商船など様々な役割を担った帆船は、一方で各地に印刷文化を伝播するメッセンジャーとしても活躍しました。

写真上は大勢の船員が艪を漕ぐタイプの船。ガレー船といいます。南欧やトルコあたりで地中海を航行するために使われた船です。一方で太平洋やインド洋などの大海を航行するには構造上不向きでした。

写真下はガレオン船といって、優れた操作性と船の大型化を可能にした船です。大量の荷物を搭載し、かつ強風をもうまく走力に変えられる機動性には目を見張るものがあります。

後者のガレオン船の登場が大航海時代を支えたといえます。ガレオン船がなければ、イギリス、オランダ、フランスといった海洋国家は生まれなかった、、、はず。

日欧交渉史からみると、たとえば天正遣欧使節団、リーフデ号の遭難、出島でのオランダ貿易などすべてこのガレオン船が使われたと考えられます。
命がけで遠洋を航海する人々の命運、そしてその後に起こる文化交流を実現した隠れた名脇役こそ、ガレオン船だったのです。ワールドワイドに展開した印刷文化の影の象徴だったといえるでしょう。


2008年1月25日(金曜日)

船の科学館

カテゴリー: - パーやん @ 20時36分03秒

お台場にある船の科学館にいってきました。

いま、パーやんの関心分野「16−18世紀の印刷文化」のキーワードはずばり「交流」です。特にヨーロッパとアジアの交流に大きな役割を果たした船にすごーく興味があります。どんな船で印刷文化は運ばれたのかに無性にロマンを感じはじめたのです。いてもたってもいられず、模型でいいから現物をみたいと思い、お台場まで行ってきたというわけ。

とここまで書いて今日は時間切れ。続きは明日、、、。

写真上:ゆりかもめから撮影した東京湾。遠くに富士山がキレイでした(写真には写ってません)。
写真下:船の科学館。入場700円。写真でみるととてもトロピカル。けどめちゃくちゃ寒かった、、、


2008年1月22日(火曜日)

ミーティング

カテゴリー: - パーやん @ 19時41分11秒

本日はずーとミーティングでした(大したことしてないのに疲れました、、、)。

ちなみにどんなミーティングかというと、工房で撮影している映像について意見交換、5月に品川区で行う講演会の内容について、館の運営方針を決める委員会出席、といった具合です。

みなさんにお伝えしなければならないようなものは何もない、そんな日もたまにはあります。

けど、ミーティングは減らしたいなぁ。最近ミーティングばかりしてる気がします。


2008年1月20日(日曜日)

凍るほど寒い

カテゴリー: - パーやん @ 17時50分06秒

今晩、雪が降る予報が出ています。外を歩いていると確かに身が凍るほど寒(サブ)いっ!!

そんな中、地元文京区の人たちがクイズに答えながら区内の施設を回るイベント「ぶらりクイズDEさんぽ」に参加してくれました。
さすがにこんな寒い日に参加者はいないだろう、なんて寒がり&根性なしのパーやんは思っておりました。が、なんと30人ほどいらっしゃいました。みなさんの根性に敬意を表します。

さらにさらに、、、5月から8回開催してきた印刷の家活版印刷講座が本日で全講修了!
みなさん忙しい中、スケジュール調整しながらの講座でした。
台風で中止になったりした日もありましたが、よく頑張りましたね。最終日の今日は挿絵印刷でしたが、みなさん素敵な作品を作ってらっしゃいました。

16期生のみなさん、今後も自主制作などで印刷の家をバリっバリっに使い倒してください。
今後ともよろしく、です!!


2008年1月19日(土曜日)

嘘はいけません

カテゴリー: - パーやん @ 09時36分46秒

年賀状に端を発する再生紙問題が取りざたされています。
古紙比率が基準に満たない紙が長年作られ続けてきた、というのだからびっくりです。
信じたくありませんが、製紙メーカー各社トップも認め謝罪したのだから、偽装してきたのは間違いない事実なのでしょう。

国内メーカーが手掛ける紙の多くは洋紙と呼ばれ、源流を遡ると再生紙に行き着きます。13世紀以降ヨーロッパで洋紙は、木綿・麻のボロや藁を材料に作られてきました。まぎれもないリサイクル製品であり、かつ当時の先端技術が支えるニューメディアだったのです。

10年ほど前にオランダで立ち寄った製紙工場。のどかな田園にある大型風車が目を引く建物でした。ここでは細かく断裁した中古ジーパンをもとに、風車を動力に紙作りを行っていました。昔は風力や水力を使って製紙していたのだ、と工場の技術者。もちろん風車やボロ布で高品質かつ多用途向けの紙を作るのは容易ではありませんし、ジーパンからできる紙は当然真っ白にはなりません。しかし先人は新しいアイデアや技術を取り入れながら、しなやかで使いやすい美しい紙をつくってきたではありませんか。歴史に目を向け、紙こそがリサイクル製品の代表なんだと製紙メーカーの人にもう一度思い返してもらえたら、、、。

印刷と紙はいつの時代も強いパートナーシップで結ばれてきました。
だからこそエールを送り続けたい気持ちでいっぱいなのです。


2008年1月15日(火曜日)

休館日ですが

カテゴリー: - パーやん @ 16時02分01秒

3連休明けの今日は休館日。ですが、印刷の家で映像撮影を終日行っています。

昨年から続くプロジェクトで、活版印刷をデジタル映像で保存していく活動です。
活字を使った印刷をいろいろなかたちで未来へ残す努力をしていますが、デジタル映像アーカイヴもその一環です。

今日は活字といっしょに印刷できる挿絵(樹脂版といいます)の制作から印刷までを映像に収めました。

4月からは館内で自由にご覧いただけます。

写真上:撮影風景
写真下:樹脂版。ちょっとわかりづらいですが手引き印刷機の絵です


2008年1月14日(月曜日)

今年最初のコメント

カテゴリー: - パーやん @ 13時57分03秒

昨日から東京は寒い日が続いてますが、みなさん、いかがお過ごしですか。
年が明けてからしばらくは体調が悪かったのですが(某海産物による食中毒のため)、ここにきてやっとブログに向き合う気力・体力がでてきた次第です。
こんな私ですが、今年も懲りずにお付き合いください、、、。

さて、先週からVRコンテンツが変わりました。新しく「紫禁城・天子の宮殿 第一部」をご覧いただけるようになりました。
他のVRコンテンツに勝るとも劣らぬ迫力とクオリティです。ご覧いただいた方からの反響もよく、手前ミソですが映像の美しさには自信があります。一方で「時間が短い(トータル15分前後)」とか、「ストーリーにメリハリが足りない」、という意見も聞きます。
そのあたりを第二部、第三部制作に生かしていければな、と。

いずれにしろVR「紫禁城」は日本初公開です。ぜひ一度ご自身の目でご確認ください。

今年は夏に北京オリンピックもあります。第二部、第三部も同じくらいのタイミングで公開できるようがんばりたいです。

写真はチラシです(みればわかるか、、、)


2008年1月6日(日曜日)

あけましておめでとうございます

カテゴリー: - printingkoubou @ 18時11分40秒

いつもブログを御覧になって下さっている皆様、
新年明けましておめでとうございます。

2008年1番目は、工房で作成した年賀状を紹介したいと思います。
アルファベット部分にはArrighiという書体を、
印刷機の図柄は、工房インストラクター手描きのイラストを樹脂版におこして使用しました。
周りを取り囲む模様は、1つ1つばらばらの花型という活字を組み合わせることで成り立っています。

博物館宛にも素敵な年賀状がたくさん届きました。
本年も、どうぞ宜しくお願い致します!


2007年12月25日(火曜日)

馬頭広重美術館と川上澄生美術館

カテゴリー: - Jack-天野 @ 15時45分41秒

先週の22日の土曜日に、栃木県の二つの美術館を訪ねて来ました。どちらもお目当ては川上澄生です。まずは、那須郡那珂川町馬頭にある馬頭広重美術館です。一度訪ねてみたかったのですが、なかなか機会がなくてそれっきりになっていました。しかし、先日学芸員のTさんから、「川上澄生」展のご案内をいただき、これは良いチャンスが訪れたと、行って来ました。拙宅を朝早く出て、宇都宮からバスでゆられること一時間半(東京から新幹線で宇都宮までよりも時間がかかります)、そこは自然豊かな那珂川町の景観にぴったりの切妻の大屋根を配した平屋建ての素敵な美術館でした。自然の素材を活かしての建築物を多く手がけている、隈研吾氏の設計とのこと。この美術館は、すぐ近くのさくら市出身の実業家であり、歌川広重のコレクターとしても有名な青木藤作氏の寄贈により、2000年11月(印刷博物館とほとんど同時期)にオープンしたとの事です。約100点の澄生作品は全て栃木県立美術館所蔵のものでしたが、澄生の明治の風俗絵と並んで、広重美術館所蔵の「絵入 智慧の環」(古川正雄・著/八田正雲・画)が展示してありました。澄生の南蛮物や明治時代の風俗絵、古地図などの作品は、古今東西の図譜や書籍などからヒントを得て作られたものが数多くあります。八田正雲の挿絵もその一つだったのかもしれません。この後、鹿沼の美術館にも行く予定もあり、帰りのバスの時間に合わせなければならず、一時間半足らずの滞在でしたが、なかなか見応えもあり楽しませていただきました。

鹿沼の川上美術館では、澄生の身辺のデザインと称して、自身の作品制作のかたわらに、家族や親しい人たちの装身具(帯、セカンドバッグ、ブローチなど)に絵を描いたり、日常使うお皿やカップに絵付けをしたり、商業デザイナーと言えるかどうかわかりませんが、お菓子屋さんの掛紙や包装紙、喫茶店やレストランのメニューやマッチラベル、本屋さんのブックカバーや包装紙、のれんや手ぬぐい、おもちゃ、トランプやかるた、千代紙、はたまた教え子のお子さんの結婚の引き出物など、本当に楽しんで作った作品が数多く展示されていました。宇都宮にある「岡埜」という和菓子屋さんでは、掛紙や包装紙、北海道苫小牧のレストラン「第一洋食店」、長崎のレストラン「銀嶺」のメニューやマッチなどは現在でも使われています。
学芸員のUさんから聞いたのですが、先日澄生の千代夫人の妹さんが美術館に来られ、展示してある千代紙(銀座版画荘/昭和10年)をごらんになって、澄生が千代さんと結婚する前に、自宅に遊びに来られた時に、この千代紙と同じものをおみやげにいただいたことがありましたと、懐かしく話されていたそうです。千代さんと千代紙、べつに掛けたわけではないでしょうが、澄生のロマンチックな人柄をかいま見るようなお話だと思いました。今回の展示作品は、なかなかみる機会も少なく、初めてみる作品もあり、何かほのぼのとして澄生の遊び心をじっくり味わうことが出来、とても素晴らしい展示内容だったと思いました。

那珂川町馬頭広重美術館 「川上澄生 アコガレの軌跡」展 2000年3月2(日)まで
鹿沼市立川上澄生美術館 「川上澄生−日常から生まれるもの−身辺のデザイン」展 2000年1月27日(日)まで


もうすぐお正月

カテゴリー: - パーやん @ 14時14分35秒

本日、休館日ですが工房撮影のため、出勤しております。

工房でどんな活動をしているのか、来館してくださった方にみていただけるような映像をつくっています。

3−4月には公開できるようがんばります。

題名とは関係ない内容でした、、、


2007年12月14日(金曜日)

活版印刷で年賀状制作

カテゴリー: - printingkoubou @ 18時16分07秒

先週の土日に、印刷工房にてシニア向け活版印刷体験教室を開催しました。
暑中見舞いハガキ制作に続く第2弾となる今回は、年賀状制作です。
自分で考えた原稿に従い大きさの異なる活字を拾い、組み、1枚1枚印刷をします。
絵柄は樹脂版で色を変え印刷してあります。
写真のように、皆さんそれぞれ素敵な年賀状が出来上がりました。

毎年この時期になると、工房内にも活字で自分の年賀状を刷るスタッフの姿が見受けられます。
年明けには工房スタッフお手製の年賀状も紹介したいと思います!


2007年12月10日(月曜日)

井上道義のショスタコーヴィッチ

カテゴリー: - Jack-天野 @ 17時39分15秒

 9日の日曜日、日比谷公会堂へ井上道義指揮の「ショスタコーヴィッチ交響曲全曲演奏会」の最終公演に行ってきました。このプロジェクトは井上道義が、11月3日から12月9日まで全15曲を日比谷公会堂で、8回の公演をおこなうプロジェクトです。井上道義は小生と幼稚園から高校の途中(彼は、桐朋女子高等学校音楽科へ編入した)までの同級生で、今もおつきあいをしています。
この全曲演奏会は、最低でも半分は聴きに行こうと思っていたのですが、なんだかんだと予定が入ってしまい、8回のうち2回しか聴きにいけませんでした。結局聴けたのは、11月11日のサンクトペテルブルグ交響楽団のオケでの、第10番、セルゲイ・アレクサーシキンのバスと東京オペラシンガーズの男声合唱付きの第13番。9日の新日本フィルのオケでの、第8番と第15番でした。今回のこのプロジェクトは、だいぶ前から、会場とか、運営資金とか、オケの選択とか、いろいろ悩んでおり、彼と会う度にその話がでましたが、大成功に終わって本当に良かったと思います。特に、東京の大きなコンサートホールはリハーサルも含めて長期間借り切るのは難しく、日比谷でやろうとよくぞ決断したと思います。日比谷公会堂は日本におけるクラシック音楽のコンサートホールの草分け的存在で、昭和4年に安田財閥の安田善治郎氏(オノ・ヨーコさんの曾祖父)の個人的な寄付によって建てられたそうです。いずれにしろ、小生のような年齢になる者にとっては、懐かしく、生の音楽をここで聴き、いろいろな思いを寄せたホールなのです。そんな思いのあるホールで井上道義のショスタコーヴィッチを聴けた事は、サントリーや、オペラシティや、東京文化や東京芸劇などよりも本当に良かったと思っています。ミッキー(道義の幼稚園からの愛称)お疲れさまでした。


2007年12月5日(水曜日)

館長室の博物画

カテゴリー: - karaito @ 17時19分51秒

「百学連環 百科事典と博物図譜の饗宴」展の展示期間もあとわずかとなってしまいました。まだご覧になってらっしゃらないかたは、12月9日夕刻までに、ぜひどうぞ。

「百学連環」展ではさまざまな博物図譜をご紹介していますが、当博物館の館長室にも博物画が飾ってあります。館長室は温湿度や光度を厳密に管理しているわけではないので、所蔵作品を飾るわけには生きません。そこで、館長が私的に所有している絵を掛けています。その一部が出張先のヨーロッパで買った博物画です。

どちらも鳥の図譜ですが、拡大した方は、19世紀半ばにパリで石版で造られたものです。


2007年12月1日(土曜日)

今日から12月

カテゴリー: - パーやん @ 10時06分10秒

澄み切った気持ちのいい朝だったので、裏庭の紅葉を撮影してみました。
夏にはセミがミンミンうるさかったのが信じられないくらい、静かな朝です。

さてさて、今日は午後の講演会準備や、年明けから始まるVRシアター新上映プログラムの練習立ち会いなどで、バタバタ忙しくなりそうです。

このVRシアターですが、新プログラムのたびにナビゲーターは台本から操作まですべて覚えなければならないのでたいへんです。1月5日の初公開日に間に合うようみなさん必死に練習しているところです。ナビのみなさんの記憶力の良さにはいつも感心してしまいますが、お正月はあまりゆっくり休めないかもしれませんね。


2007年11月24日(土曜日)

訂正とお詫び

カテゴリー: - パーやん @ 09時42分00秒

11月21日付けのブログで誤った記述がありました。
訂正し、お詫び申し上げます。

「1640年頃、オランダで発明されたメゾチント、、、」

(正)「1640年頃、ドイツで発明されたメゾチント、、、」

その後メゾチントはオランダで、1660年過ぎから爆発的に人気が出るようです。

いずれにしても国立新美術館の展覧会は、最初期のメゾチント技法の様子を知る貴重な機会であることに変わりはありません。


2007年11月21日(水曜日)

フェルメールよりすごいです

カテゴリー: - パーやん @ 11時40分04秒

ヨハネス・フェルメールという17世紀オランダの風俗画家をご存じですか?

生涯に40点弱の絵画しか残していないという寡作の画家です。
いま、その一つ「牛乳を注ぐ女」を日本にいながらにしてみれるということで、会場の国立新美術館(乃木坂)に行ってきました。

開館直後に行ったにもかかわらず、お目当ての絵の前にはすでに長蛇の列。すごーく残念!
遠目からみることができたので一応満足しましたが、期待してなかった(失礼!)他の展示物が気になりました。

なんといっても17−18世紀のオランダの版画がたくさん展示されているのが目をひきます。

同時期はオランダ版画の黄金期で、様々なアーティストが版画を手掛けています。中でも発明されて間もないメゾチント版画がたくさんみれたのは収穫でした。1640年頃、オランダで発明されたメゾチントは18世紀以降に多色刷り技法も開発されたりして、結構流行った銅版技法なんです。今回1660年頃からのメゾチント版画がみれるのは貴重ですよ。

フェルメールはそこそこに、オランダ版画を目当てに行くと、今回の展示、いいかもしれません。

フェルメール「牛乳を注ぐ女」とオランダ風俗画展
国立新美術館 12月17日まで開催

次は「大徳川展」(東京国立博物館)と「鳥獣戯画がやってきた」(サントリー美術館)を見に行く予定です。


2007年11月16日(金曜日)

大徳川展

カテゴリー: - チーズ @ 13時15分54秒

先週金曜日に、東京国立博物館で開催中の大徳川展に行ってきました。
金曜日は開館時間が8時まで(入館は午後7時30分まで)だったので、閉館間際に見て来ました。
噂では、すごい人だと聞いていたので、ぴょんぴょん飛び跳ねて展示資料を見なきゃならないかな、
と思っていましたが、閉館間際だったせいか、比較的空いていて、見やすかったです。

この展示を見に行ったのは、何を隠そう、当館の資料が出品されているからです。
コレクション探訪でもご紹介していますが、
「駿河版銅活字」(重要文化財)を出品しています。

この展覧会、重要文化財や国宝がそこここに展示されていて、ほんと見所ありまくりです。
展示する立場の方々のご苦労を想像すると、ちょっと怖いくらいでした。
12月2日(日)まで開催中だそうなので、まだご覧になっていない方、ぜひ見に行ってください。
駿河版銅活字もぜひ見てくださいね。


2007年11月14日(水曜日)

スタンプラリーに参加しよう!

カテゴリー: - 機器好き @ 18時17分55秒

いよいよ明後日から、文京ミューズフェスタ2007が開催されます。
館内でも、出展用の準備をバタバタとしているのですが、昨日は、文京ふるさと歴史館で、記念品の準備をしてきました。
前記事でもご紹介した通り、ミューズフェスタではスタンプラリーがあるのですが、その記念品をセットにして袋詰め作業中。




各館からすごい数の記念品が集まってきて、袋詰めも一苦労・・・。
いろんな館のいろんなグッズが入った福袋セットをつくるのに、結局午後いっぱいかかってようやく終了しました。
結構高価な豪華賞品もあって、袋詰めながら「これ欲しいなぁ〜」という声があちこちから聞こえてきていましたよ。
私も欲しい物いっぱいでしたが、もちろんもらえず、「頑張ってね」という励ましだけをいただきました。
スタンプラリーは、ミューズフェスタ期間中に参加館5館にまわって、スタンプを集めてくることになっています。
大変ですが、是非ご参加下さいませ。私も頑張ります。


2007年11月12日(月曜日)

ヴァチカン教皇庁図書館

カテゴリー: - パーやん @ 19時57分40秒

カトリックの総本山ヴァチカン市国にある教皇庁図書館と、当館は約10年間交流を続けてきました。
このたびその様子を総覧できるコーナーを設けました。

教皇庁図書館は聖書を中心に、素晴らしい書物をたくさん収蔵しています。
デジタル化に協力したり、借用した書物を展示したり、地道ですが、息の長いお付き合いを続けています。今後も続く友好関係を、一度振り返ってみたい、そんな想いを込めています。

一度ご覧いただけるとうれしいです。