印刷博物館 printing museum, Tokyo
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「疱瘡絵」
「疱瘡絵」  神仏への祈りは、私たちの生活にかかわるものですが、こうした行為にも印刷は深く結びついてきました。ここでは、その一例として疱瘡絵を紹介します。

 現代ほど医学が発達していなかった江戸時代、恐ろしい疫病である疱瘡(天然痘)が流行したことがありました。当時は疱瘡に対する治療法がなかったため、人々は疱瘡絵と呼ばれる版画を護符がわりに家に貼って、疱瘡にかからないよう願ったそうです。

 疱瘡絵の特徴は、疫病や厄除けに効力があると信じられていた赤一色で刷られている点です。絵柄としては、疱瘡をもたらす疱瘡神が近づかないようにと、鎮西八郎為朝などの豪傑を描いたものや、たとえ疱瘡にかかっても軽くすむように、すぐ全快できるようにとの願いを込め、「軽い」や「おめでたい」を連想させるものが描かれました。   










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