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「焼結による父型とパンチ母型」
「焼結による父型とパンチ母型」  活字をつくるためには、その鋳型となる母型が必要で、その母型をつくる方法は大きく分けて3種類あります。パンチ法と電胎法と彫刻法です。パンチ法とは、活字と同じ凸型をした父型を母型の基となる真鍮材などにパンチ(打刻)することによってつくる方法で、父型一つあれば母型を量産することができます。西洋では主流の製作方法ですが、日本ではほとんど普及しませんでした。なぜなら、日本では漢字を用いるため画数が多く、特に主流であった明朝体などの細い文字を、打刻の衝撃に耐え得るような強靱な金属に彫るのは困難な作業だったからです。

 1972年、国際母型の細谷敏治氏は、この父型製作を今までとは全く違う方法でつくり出すことに成功しました。金属粉末を高温加圧成形することによって、硬く精度の高い父型をつくる焼結技術を用いた方法です。また、父型を焼結するための型は特殊カーボンを使用し、彫りやすくしました。この技法は、和文モノタイプのための各種母型を短期間で量産することを可能とし、新聞や書籍の大量生産を支えました。   










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