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ペーター・シェーファー「ザクセン年代記」
ペーター・シェーファー「ザクセン年代記」  グーテンベルクと共に『四十二行聖書』を印刷したペーター・シェーファーは、その後、ヨハン・フストとマインツで印刷を続けました。シェーファーは一四五七年、印刷史上初めて、印刷された日付と印刷者の名前を入れた書物『マインツ聖詩集』を刊行し、また、初めてプリンターズマークを用いた人物としても知られています。

 一四九二年に出版された『ザクセン年代記』では、活字と組み合わされた多数の木版画が登場します。中には、一つの版木が繰り返し使用されており、これらの木版画と文章を一致させるため、マインツ大学のラテン語の読める編集者、校正者などの協力を得て制作されたといわれています。

 写本をひな型とした『四十二行聖書』や『マインツ聖詩集』では、印刷された文字に手彩色の頭文字や装飾を施し印刷本としての成功を収めました。『ザクセン年代記』においては、それらの装飾を木版画によって再現し、活字と併用した書物の印刷を試みました。

 二人の共同経営者を失った後も、シェーファーは単独経営者として、揺籃期にあった印刷の発展に尽くしました。彼の偉業は、その後もマインツで、彼の息子のヨハン・シェーファーによって継がれました。   










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