印刷博物館 printing museum, Tokyo
ENGLISH


| 印刷博物館へようこそ | ご利用案内 | 施設案内 | 展示案内 | コレクション |  印刷博物館より |


HOME > 館長メッセージ





「朝鮮金属活字文化の誕生」の展覧会へ



 韓国の清州古印刷博物館と東京の印刷博物館が、友好姉妹関係を結んでから10年が経過しました。この間に、両館はそれぞれの活動に取り組み、誇るべき成果をあげてきました。そこでは、互いに相手方から学んだ知識情報と事業精神とが、重要な意味をもっていました。たしかに、両館は異なった環境のもとでも、印刷文化の歴史の理解と現在への貢献において、共通の方向を志向していたのですから。

 韓国の金属活字印刷は、日本にとっては尊敬すべき先輩に当たります。韓国の清州では、14世紀という早い時代に「直指」と略称される、金属活字印刷本が刊行されました。また朝鮮王朝のもとでは、継続しておなじく活字印刷が行われました。のちに徳川家康によって開発された駿河版銅活字は、当館が所蔵する重要文化財ですが、その製作は疑いなく韓国からもたらされた技術を基礎にして可能となりました。その技術はいったんは放棄されましたが、日本文化の遺伝子となって引き継がれ、のちに近代世界における開花に結びつきました。

 いま、博物館本展示室の一画で、「朝鮮金属活字文化の誕生展」が行われています。両館の連携の10周年を記念し、またこれからの発展を期しての展覧会でもあります。皆さま、どうかその姿をご覧いただきたく、ひいては日韓両国の友好関係の発展につながればと念じています。ご来館をお待ちします。


 2014年5月


印刷博物館館長 樺山 紘一
印刷博物館館長 樺山 紘一







サイトマップ | プライバシーポリシー | お問い合わせ | このサイトについて