印刷博物館 printing museum, Tokyo
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2人のお雇い外国人



 1875(明治8)年から翌年にかけて、日本近代の印刷文化史に巨大な足跡を残す、2人のイタリア人があいついで来日しました。ともに美術分野の出身でしたが、出発したばかりの明治新政府は、2人の「お雇い外国人」に大きな期待を寄せていたようです。エドヴァルド・キヨッソーネとアントニオ・フォンタネージ。

 それぞれの得意技があったのでしょうが、2人は明治政府の要請にこたえて、美術としての印刷術、つまり版画制作にあってヨーロッパ伝統の技術を日本人に伝達しました。キヨッソーネは紙幣寮(大蔵省印刷局)において、おもに紙幣や切手など国家的事業にむけて指導をおこない、フォンタネージは工部美術学校で油彩画と石版画の手ほどきに専念します。明治の日本人は、驚くべき勤勉さで技と心を学びとり、日本の造形と印刷の水準を高めていきました。

 わたしたちは、2人の足取りを追いながら、印刷と美術の新しい可能性をひらいた明治初年の姿を再現したいと考えました。2012年秋に開催した「印刷都市東京と近代日本」展に引きつづき、日本近代の夜明けを飾った印刷文化の輝きと苦闘を、追体験してみたいのです。展示をご覧いただき、感想をお寄せいただければ幸いです。

 皆さまのお越しをお待ちしております。


 2014年10月


印刷博物館館長 樺山 紘一
印刷博物館館長 樺山 紘一







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