館長メッセージ

2010年3月26日

春は博物館の季節

春がめぐってきました。さまざまの学校が新学年となり、新入生を迎えます。多くの職場にも、新たな社員・職員がやってきます。それぞれに豊かな抱負で胸をふくらませていることでしょう。

当館には、4月になると、印刷関係の企業・事業所から、研修の方がたがお見えになります。やがて、近い専門領域の学生さんたちも、見学や実習に来館するようになります。そののちには、小・中学生の児童・生徒さんも。

博物館は、教育・学習の場だということを、再認識させられます。学校教育、職業研修、そして生涯学習にいたるまで、わたしたちはできるだけの支援をしたいと希望しています。可能なかたちはいろいろあります。どうか遠慮なくご相談ください。

印刷博物館館長

樺山 紘一

過去の館長メッセージを見る

館長プロフィール

印刷博物館館長

樺山 紘一

1941年、東京生まれ。1965年、東京大学文学部卒業、同大学院修士課程修了後、1969年から京都大学人文科学研究所助手。1976年から東京大学文学部助教授、のち同教授。2001年から国立西洋美術館長。2005年から印刷博物館館長、現職。専門は、西洋中世史、西洋文化史。おもな著作に『異境の発見』、『地中海、人と町の肖像』、『ルネサンスと地中海』、『歴史のなかのからだ』、『西洋学事始』、『歴史の歴史』、『ヨーロッパ近代文明の曙 描かれたオランダ黄金世紀』など。