館長メッセージ

2011年7月27日

夏がきました

夏休みがやってきました。例年とはちがい、東日本大震災と原発事故にともなう節電の呼びかけがあったりして、いくらか緊張感もありますが、それでもどことなく華やいだ気分も伝わってきます。

今年も、印刷博物館では、たくさんの企画を用意して夏休みの体験教室を開こうとしています。なんといっても、昨年も好評をいただいた「マイノートをつくろう」。大きな一枚紙から、自分だけのオリジナル・ノートを折りだしてみましょう。それから活版印刷体験は、今年は「カラフルなアサガオをさかせよう」です。カラー印刷の楽しさを、たっぷりと味わってください。

じつは今年は、そのほかに「はとバス」ツアーのお客様が加わります。もちろんどなたでもこのツアーに参加することもできます。ただし、国会議事堂などをまわるツアーですので、出発点は東京駅か新宿駅ですが。

楽しい思い出をつくりましょう。みなさんをお待ちしています。

印刷博物館館長

樺山 紘一

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館長プロフィール

印刷博物館館長

樺山 紘一

1941年、東京生まれ。1965年、東京大学文学部卒業、同大学院修士課程修了後、1969年から京都大学人文科学研究所助手。1976年から東京大学文学部助教授、のち同教授。2001年から国立西洋美術館長。2005年から印刷博物館館長、現職。専門は、西洋中世史、西洋文化史。おもな著作に『異境の発見』、『地中海、人と町の肖像』、『ルネサンスと地中海』、『歴史のなかのからだ』、『西洋学事始』、『歴史の歴史』、『ヨーロッパ近代文明の曙 描かれたオランダ黄金世紀』など。