館長メッセージ

2012年7月19日

さあ、夏休みだ。印刷博物館へ行こう。

今年も、華やかに盛夏がやってきました。大震災以降、節電をはじめとして、緊張は続いていますが、それでも朗らかな開放感にかわりありません。

さて、印刷博物館でも、例年どおり、色とりどりのイベントを用意して、皆さんのお越しを待っています。夏休み体験教室は、昨年にひきつづき、マイノート作りや活版印刷体験など盛りだくさん。夏休みの自由研究ばかりでなく、年輩の皆さんの旺盛な好奇心も充たしていただけると思います。

ひとつだけ、ご注意を。博物館は大切な文化財を傷めることなく展示するため、やや強めに冷房をかけています。ちょっと寒いかなとご心配の向きは、できればシャツ1枚を余分に用意しておいてください。お願いです。

お目にかかるのを楽しみに――。

印刷博物館館長

樺山 紘一

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館長プロフィール

印刷博物館館長

樺山 紘一

1941年、東京生まれ。1965年、東京大学文学部卒業、同大学院修士課程修了後、1969年から京都大学人文科学研究所助手。1976年から東京大学文学部助教授、のち同教授。2001年から国立西洋美術館長。2005年から印刷博物館館長、現職。専門は、西洋中世史、西洋文化史。おもな著作に『異境の発見』、『地中海、人と町の肖像』、『ルネサンスと地中海』、『歴史のなかのからだ』、『西洋学事始』、『歴史の歴史』、『ヨーロッパ近代文明の曙 描かれたオランダ黄金世紀』など。