館長メッセージ

2015年7月7日

テーマは、織【おる】です!

恒例の夏のイベント、「グラフィックトライアル」の季節がやってきました。今回で10回目。成長した姿をお見せする機会です。

今年も、独創的なアイデアのクリエーターと、印刷技術上の巧みさを体現するプリンティングディレクター(PD)とが協力して、作品に仕上げます。グラフィックデザイン界のトップリーダーとでもいうべき永井一正氏をはじめとして、成熟そのものの3名のクリエーターが、共通のコンセプトに挑戦します。それは「織」! 糸から布へと織りあげる超絶の発想と技法を、オフセット印刷の世界で展開していただきます。

印刷の魅力をぜひ直接お確かめください。ご来館をお待ちしております。

印刷博物館館長

樺山 紘一

過去の館長メッセージを見る

館長プロフィール

印刷博物館館長

樺山 紘一

1941年、東京生まれ。1965年、東京大学文学部卒業、同大学院修士課程修了後、1969年から京都大学人文科学研究所助手。1976年から東京大学文学部助教授、のち同教授。2001年から国立西洋美術館長。2005年から印刷博物館館長、現職。専門は、西洋中世史、西洋文化史。おもな著作に『異境の発見』、『地中海、人と町の肖像』、『ルネサンスと地中海』、『歴史のなかのからだ』、『西洋学事始』、『歴史の歴史』、『ヨーロッパ近代文明の曙 描かれたオランダ黄金世紀』など。