館長メッセージ

2018年2月2日

「世界のブックデザイン展」を開催中です

今年も、「世界のブックデザイン展」を開催しています。「世界で最も美しい本コンクール」にくわえ、ドイツ・オランダ・スイス・チェコ・カナダ・中国・日本の7カ国それぞれのコンクルール入選作をとりそろえ、あわせて200点ほどを展示します。例年とおなじく、今年も書籍デザインの現在を雄弁に語る作品ばかりです。

また今回は「日本におけるチェコ文化年」にちなんで、21世紀のチェコのブックデザインに焦点を当てた特別コーナーとして、50点の作品も紹介します。

書物離れがとりざたされる昨今です。けれども、美しい本を目指した営みは、近年かえってますます熱さを増しているかのようです。講演・トークショーやワークショップなどのイベントも、いくつか計画しています。皆さまのお越しをお待ちしております。

印刷博物館館長

樺山 紘一

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館長プロフィール

印刷博物館館長

樺山 紘一

1941年、東京生まれ。1965年、東京大学文学部卒業、同大学院修士課程修了後、1969年から京都大学人文科学研究所助手。1976年から東京大学文学部助教授、のち同教授。2001年から国立西洋美術館長。2005年から印刷博物館館長、現職。専門は、西洋中世史、西洋文化史。おもな著作に『異境の発見』、『地中海、人と町の肖像』、『ルネサンスと地中海』、『歴史のなかのからだ』、『西洋学事始』、『歴史の歴史』、『ヨーロッパ近代文明の曙 描かれたオランダ黄金世紀』など。