館長メッセージ

2019年1月21日

「世界のブックデザイン2017-18」

2018年12月からブックデザイン展を開催しています。この季節は書物に親しむには、もってこいのシーズンでもあります。美しい本のページを開く、その快感を今年も、精一杯、楽しむことにしたいものです。

今回の展覧会は、「世界で最も美しい本コンクール」に、前10回コンクールの上位入選作をあわせました。これに7カ国(日本、ドイツ、オランダ、スイス、オーストリア、カナダ、中国)各国のコンクール入選作品が加わります。総計で200点あまりの作品ということになります。

美しい本を求め続けて11年、その歩みをもあわせ、書物の現在の姿をお楽しみいただけたら幸いです。

印刷博物館館長

樺山 紘一

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館長プロフィール

印刷博物館館長

樺山 紘一

1941年、東京生まれ。1965年、東京大学文学部卒業、同大学院修士課程修了後、1969年から京都大学人文科学研究所助手。1976年から東京大学文学部助教授、のち同教授。2001年から国立西洋美術館長。2005年から印刷博物館館長、現職。専門は、西洋中世史、西洋文化史。おもな著作に『異境の発見』、『地中海、人と町の肖像』、『ルネサンスと地中海』、『歴史のなかのからだ』、『西洋学事始』、『歴史の歴史』、『ヨーロッパ近代文明の曙 描かれたオランダ黄金世紀』など。