館長メッセージ

2022年12月12日

「世界のブックデザイン2021-22」がはじまりました

皆さま、「世界のブックデザイン2021-22」展にご来場いただき、誠にありがとうございます。P&Pギャラリーでの開催が15回目となる今回は、「世界で最も美しい本コンクール2022」をはじめ「第55回造本装幀コンクール」、ドイツ、オランダ、オーストリア、フランス、カナダ、中国それぞれのブックデザインコンクール受賞図書、約160点をご紹介いたします。
世界中で、コロナ禍によって変わってしまった日常を再構築する努力がなされているなか開催された、今年の各国のブックデザインコンクールは、関係者の尽力により、ほとんどが、ほぼ通常に近いかたちで開催されたようです。
また、こうした状況のなか、さらに嬉しいニュースとして、十数年ぶりにフランスのコンクールも開催されました。紙の本のデザインへの批評が、紙の本の文化を深める一助であるという関係者の熱意により、ほかにも新たにコンクールを始めた国もあります。こうした動きも、今後、受賞作を紹介するかたちで、この展覧会でご紹介できればと思います。
最後になりましたが、本展開催にあたり多くの団体や個人の方々にご協力をいただきましたことを、この場を借りて深くお礼申し上げます。

印刷博物館館長

金子 眞吾

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館長プロフィール

印刷博物館館長

金子 眞吾(かねこ しんご)

1950年生まれ。1973年4月凸版印刷株式会社入社。2010年6月代表取締役社長を経て、2019年6月より代表取締役会長。2021年10月から印刷博物館館長、現職。