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ウィーン版「浮世形六枚屏風」
ウィーン版「浮世形六枚屏風」  本資料は1847年ウィーンにて、東洋学者アウグスト・フィッツマイヤーによりまとめられた書物で、その原本は文政4(1821)年に柳亭種彦によって書かれた『浮世形六枚屏風』とされています。同書は、復刻本、すなわちオリジナルの再現を意識して作られた翻刻複製本といえるものです。

 本資料を紹介する上で特筆すべき点は、原本を復刻するのに、一枚の版木を彫って印刷する方法(木版印刷)ではなく、わざわざ絵の部分の版と文字の部分の版をそれぞれ分け、文字は筆書きの形に近い特殊な連綿体仮名活字を用いて印刷している点であり、それを行った西洋の発想です。なぜなら、活字は版を作る以前にあらかじめ量を作ってストックしておく必要があり、一時的な方法では済まない、非常に負担のかかる方法であるからです。もしこれが東洋であれば、原本と同様に木版によってコピーすることでしょう。

 文字と絵は異なる要素のもの、そして文字を操ることが真の文化理解に結びつくとも言いたげに、文字を活字化し、絵と分け手間をかけて復刻する。これは思いのほか凄いことなのです。










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