コレクション
HIROSHIMA APPEALS 1984「鳥たち」
収蔵品
1984年制作/サイズ:1036×736mm(横×縦)
資料番号:08559
「ヒロシマ・アピールズ」ポスターは日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)と広島国際文化財団が1983年に平和を呼びかける事業として、制作を始めたものです。1作目は当時のJAGDA会長であった亀倉雄策がデザインし、それ以降JAGDA会員のデザインで毎年ポスターが制作され、一時中断はあったものの現在まで続いています。
ここで紹介するのは1984年の2作目の作品「鳥たち」でデザイナーは粟津潔です。粟津潔は印刷博物館の初代館長も務めました。彼はスペインのチェリスト、パブロ・カザルスの「鳥たちが、ピッチ、ピッチと鳴くのを聞くと、それがPEACE‼PEACE‼と聞こえてくる」という言葉に強く影響を受けて、このポスターをデザインしました。17羽の鳥は、老若男女さまざまな人間をイメージし、何かを叫んでいるかのように描かれています。何を叫んでいるのか想像してみてほしいと彼は言っています。
世界ではいまだ戦争は無くなりませんが、終戦から80年の節目の年に、世界にうったえ続けてきた「ヒロシマ・アピールズ」ポスターの平和へのメッセージをしっかり受け止めたいと思います。