館長メッセージ

2025年4月11日

館長に就任いたしました

「印刷」が与えてくれた恩恵は計り知れません。それは視覚コミュニケーション自体を変革し文化や、社会そのものに転換をもたらしました。メディアを初めとした諸事が電子化に進む現在においても、その根底にあるのは「印刷」なのです。印刷博物館は、その千年以上にわたる越し方をパッケージ化し、伝え、研鑽し、行く末に繋げる使命を担っています。一介の物書きにこの重責が務まるものか、身の縮む思いでおります。皆様のご来館をお待ちしております。

印刷博物館館長

京極 夏彦

印刷博物館館長

京極 夏彦(きょうごく なつひこ)

1963年生まれ。
94年『姑獲鳥の夏』でデビュー。以降、96年『魍魎の匣』で第49回日本推理作家協会賞長編部門、97年『嗤う伊右衛門』で第25回泉鏡花文学賞、00年第8回桑沢賞、03年『覘き小平次』で第16回山本周五郎賞、04年『後巷説百物語』で第130回直木賞、11年『西巷説百物語』で第24回柴田錬三郎賞、22年『遠巷説百物語』で第56回吉川英治文学賞を受賞。