館長メッセージ

2023年12月12日

「世界のブックデザイン2022-23」がはじまりました

「世界のブックデザイン2022-23」展を開催いたします。P&Pギャラリーでの開催が16回目となる今回は、「世界で最も美しい本コンクール2023」をはじめ「第56回造本装幀コンクール」、ドイツ、オランダ、スイス、カナダ、中国、韓国、それぞれの国で開催されたブックデザインコンクール受賞図書、約150点をご紹介いたします。
これまで東アジアからは、日本の他に中国のコンクールから魅力的な受賞図書をご紹介してまいりました。今年はそれに加えて韓国のコンクールの受賞図書をご紹介します。意外に思われるかもしれませんが、このコンクールは2020年に始まりました。本の文化に力を注ぐ韓国で、毎年10点の素晴らしい本が選出され、世界で最も美しい本コンクールでの受賞も果たしています。
こうした毎年の世界のブックデザインコンクールの動きも、本展で受賞作を介してご紹介します。最後になりましたが、本展開催にあたり多くの団体や個人の方々にご協力をいただきましたことを、この場を借りて深くお礼申し上げます。

印刷博物館館長

金子 眞吾

印刷博物館館長

金子 眞吾(かねこ しんご)

1950年生まれ。1973年4月凸版印刷株式会社入社。2010年6月代表取締役社長を経て、2019年6月より代表取締役会長。2021年10月から印刷博物館館長、現職。