館長メッセージ

2007年7月25日

夏です。印刷博物館です。

夏休みです。みなさん、どのようにお過ごしでしょうか。わたしたち印刷博物館では、今年も、夏休みのための催しを2つ準備しました。

1つは、本展示場での「夏休み体験教室」。簡単なクイズに答えてください。もちろん、解答のためのヒントは、展示のどこかにはっきりと書いてあります。それから、展示場のわきにある印刷工房では、ちいさなパンフレットを、活字をつかって作りあげるという実際の体験ができます。素敵なプレゼントも用意しています。

2つめは、1階のP&Pギャラリーの展示です。「本のできるまで」展。ふだんから目にする本は、どういう順序でできるのでしょうか。企画からデザイン、印刷から製本まで。本作りは、きびしく難しい仕事ですが、またとても楽しいものだということも、お分かりいただけると思います。

みなさんのおいでをお待ちしています。

印刷博物館館長

樺山 紘一

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館長プロフィール

印刷博物館館長

樺山 紘一

1941年、東京生まれ。1965年、東京大学文学部卒業、同大学院修士課程修了後、1969年から京都大学人文科学研究所助手。1976年から東京大学文学部助教授、のち同教授。2001年から国立西洋美術館長。2005年から印刷博物館館長、現職。専門は、西洋中世史、西洋文化史。おもな著作に『異境の発見』、『地中海、人と町の肖像』、『ルネサンスと地中海』、『歴史のなかのからだ』、『西洋学事始』、『歴史の歴史』、『ヨーロッパ近代文明の曙 描かれたオランダ黄金世紀』など。