館長メッセージ

2009年4月20日

グラフィック表現の可能性に挑みます

今年も「グラフィックトライアル展」がやってきました。これまでいただいたご好評に力をえて、4回目のトライアルになります。

今年も4人のアーティストが登場します。どなたも現代日本のグラフィック表現を代表する、最前線のアートディレクターばかりです。自由な発想と高度な印刷技術があいたずさえて、どのように多様なポスター制作につながるか。これが共通のテーマです。

出来上がった結果ばかりでなく、それが生みだされる作業の過程もあわせて、ご覧いただきたいと思います。いままさに輝いているアーティストたちの創造の秘密が、ここで発見できるかもしれません。

ぜひともご来場いただき、ご感想をお聞かせください。

印刷博物館館長

樺山 紘一

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館長プロフィール

印刷博物館館長

樺山 紘一

1941年、東京生まれ。1965年、東京大学文学部卒業、同大学院修士課程修了後、1969年から京都大学人文科学研究所助手。1976年から東京大学文学部助教授、のち同教授。2001年から国立西洋美術館長。2005年から印刷博物館館長、現職。専門は、西洋中世史、西洋文化史。おもな著作に『異境の発見』、『地中海、人と町の肖像』、『ルネサンスと地中海』、『歴史のなかのからだ』、『西洋学事始』、『歴史の歴史』、『ヨーロッパ近代文明の曙 描かれたオランダ黄金世紀』など。