館長メッセージ

2014年6月6日

「グラフィックトライアル2014 響。」へどうぞ

恒例の夏イベント、「グラフィックトライアル」の季節となりました。今回で9回目となります。

独創的な制作にあたるクリエーターと、印刷の技術の粋をくりひろげるプリンティングディレクターとが、4組のチームを組んで合作の花を開かせます。「オフセット」を共通の技法としながら。そこでは、デザインの躍動と紙の質感があいまって、不思議な挑戦(トライアル)が実現するはずです。

現代日本グラフィック界の総帥である浅葉克己氏をはじめ、いま脂の乗りきったアーティストたちが登場します。その表現が音となって、見るものの心に響いてくるでしょうか。どうかご覧になった感想をお伝えください。

印刷博物館館長

樺山 紘一

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館長プロフィール

印刷博物館館長

樺山 紘一

1941年、東京生まれ。1965年、東京大学文学部卒業、同大学院修士課程修了後、1969年から京都大学人文科学研究所助手。1976年から東京大学文学部助教授、のち同教授。2001年から国立西洋美術館長。2005年から印刷博物館館長、現職。専門は、西洋中世史、西洋文化史。おもな著作に『異境の発見』、『地中海、人と町の肖像』、『ルネサンスと地中海』、『歴史のなかのからだ』、『西洋学事始』、『歴史の歴史』、『ヨーロッパ近代文明の曙 描かれたオランダ黄金世紀』など。