館長メッセージ

2019年4月16日

「グラフィックトライアル2019」が始まりました

今年もグラフィックトライアルの季節がめぐってきました。第14回、着々と成果があがっていることに、満足し刺激も受けています。Excitingという今回のテーマに、その空気が表されているでしょうか。

傑出したクリエーターの冒険的なアイデアと、印刷ディレクターの柔軟な適応技術によって、新しいグラフィック表現の世界を創造していきます。このトライアルでは、いつもこの斬新なプロセスを紹介してきました。今回も、国の内外から、そして世代の上下にわたって、4つのチームが競演に参加します。どうか、この試みをご覧いただき、さまざまに応答をいただきたいと願っています。

印刷博物館館長

樺山 紘一

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館長プロフィール

印刷博物館館長

樺山 紘一

1941年、東京生まれ。1965年、東京大学文学部卒業、同大学院修士課程修了後、1969年から京都大学人文科学研究所助手。1976年から東京大学文学部助教授、のち同教授。2001年から国立西洋美術館長。2005年から印刷博物館館長、現職。専門は、西洋中世史、西洋文化史。おもな著作に『異境の発見』、『地中海、人と町の肖像』、『ルネサンスと地中海』、『歴史のなかのからだ』、『西洋学事始』、『歴史の歴史』、『ヨーロッパ近代文明の曙 描かれたオランダ黄金世紀』など。