企画展示

開催終了

ブックデザインの源流を探して

チェコにみる装丁デザイン

2003年7月26日(土)~2003年9月28日(日)
10:00~18:00(入場は17:30まで)

ヨーロッパの伝統で、装丁といえば自家装丁(*1)のことを指し、装丁デザインとは、単なる装飾を意味していた時代に、「本の装丁とは、単なる装飾ではなく、本の内容が考慮された美的なものでなければならない」と公言したのはヨゼフ・チャペックでした。
 リノカット(*2)を用いた、ヨゼフによる暖かみのある表紙デザインの書籍は、出版が大衆化してきた時代にあって、多くの人々の歓迎を受けました。
 また、批評家でもあったデザイナー、カレル・タイゲは、「本の扉は宣伝用ポスターでなければならない」と宣言し、本という新しいデザインのフィールドで、他のデザイナーや芸術家たちとともにチェコ・アヴァンギャルドを牽引していきました。

*1 自家装丁
仮綴じ本を入手した人が職人などに依頼し、装飾や保護のためにハードカバーに本製本すること。現代では出版社装丁が一般的。仮綴じ本とは、折丁をまとめて簡単な紙の表紙を付けただけの本。
*2 リノカット
リノリウムを版材に用いる版画。制作方法は、板目木版とほぼ同様に扱われる。

会期

2003年7月26日(土)~2003年9月28日(日)

休館日

毎週月曜日

開館時間

10:00~18:00(入場は17:30まで)

入場料

大人800(750)円、高校生500(450)円、小中学生200(150)円
※( )内は20名以上の団体料金

主催

印刷博物館

後援

チェコ大使館/日本チェコ協会

企画協力

I.D.F.Inc.

協力

大阪市立近代美術館建設準備室/プラハ市民会館/カトーレック株式会社

ブックデザインの源流を探して チェコにみる装丁デザイン
2003年7月26日(土)~2003年9月28日(日)
10:00~18:00(入場は17:30まで)
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