企画展示
開国150年記念展
西洋が伝えた日本/日本が描いた異国
2004年9月11日(土)~2004年12月12日(日)
10:00~18:00(入場は17:30まで)
今年は、日米和親条約が締結されてから150年という節目の年にあたります。
日本が開国を迎える以前の鎖国時代から、開国を機に西洋との国交を深めていくまでの期間、日本と西洋は、さまざまな視覚情報を通じて、相互にイメージを膨らませ、関心を高めていきました。こうした関心の高まりが、西洋をして、日本を開国へと向かわせ、日本をして、西洋先進文化を導入し、近代化を押し進めていく役割を担ったと考えられます。
こうしたイメージを膨らませる視覚情報としての役割を担ったのが、地図や挿絵、版画などの図版印刷でした。鎖国という、閉ざされた時代においても、日本、西洋双方の視覚情報が図版印刷により伝えられ、イメージを喚起させました。また、開国以降の日本では、西洋先進文化の導入による近代化の様相が、図版印刷により伝えられ、新時代の到来として受け止められたのです。こうした図版印刷による視覚情報伝達を可能としたのが、木版や、銅版、石版といった、図版を生み出すさまざまな印刷技術でした。
本企画展では、鎖国時代から、開国を機に日本と西洋が国交を深めていくまでの間、相互にどのようなイメージを持ち、膨らませていったのかを、さまざまな図版印刷資料により紹介します。
会期
2004年9月11日(土)~2004年12月12日(日)
休館日
毎週月曜日(ただし9月20日、10月11日は開館)
9月21日(火)、10月12日(火)
開館時間
10:00~18:00(入場は17:30まで)
入場料
大人500円、大高生300円、小中学生200円
※20名以上の団体は各50円引き
※65歳以上の方は無料
※身体障害者手帳等をお持ちの方とその付き添いの方は無料
主催
凸版印刷株式会社 印刷博物館
10:00~18:00(入場は17:30まで)