コレクション

アンダーウッド社製 カナタイプライター

収蔵品

サイズ:280×305×232mm(横×縦×厚み)

資料番号:76659

カナモジカイの設立者として知られる山下芳太郎がアメリカのアンダーウッド社に依頼して作らせたカナタイプライターです。彼は1893(明治26)年、22歳で外務省に入り、長年外交官として海外に赴任していました。赴任中、日本語は漢字が多く、欧米に比べて読み書きを学ぶのに時間がかかること、また文字数が多いために事務効率が悪く、多くの人手と時間がかかることが問題だと気づきました。それを解決するためには、漢字を廃しカナモジを国字とすることが必要だと論じ、1920(大正9)年11月、山下はカナモジカイを設立します。彼は設立当初から、カナモジを西洋のタイプライターに取り付けることを目指しキー配列も考案していました。実用化が進めばカナモジを国字とするという考えが加速すると考えていたのです。
1923年(大正12)年、山下はアンダーウッド社を訪れ、カナタイプライターの製作を依頼しました。しかし帰国後、病に倒れ、同年4月7日にカナタイプの完成を待たずに死去しました。アンダーウッド社のタイプライター1号機が日本に届いたのは5月、それがこのタイプライターです。キー配列は現在のPCのかな配列に近いものになっています。